ファンタジー背景画 パーツ編

 ファンタジーゲームの背景画に出てきそうな小物、家具、建物パーツなど、40種類の描き方を紹介する背景素材事典になります。

ファンタジー背景画パーツ編ファンタジー背景画 パーツ編(amazon)

ファンタジー背景画 40テーマの素材を描く! パーツ編 (honto)

 本書は、背景全体の描き方を解説した「Photoshopで描く! ファンタジー背景画」(※ページ一番上)の続編です。背景全体の描き方ではなく、個別の背景モチーフ40種の描き方を解説するパーツ集となっています。

 各モチーフの扉絵には3つの作例がまとめてあり、「Basic Design」は作例の描き方を1から順をおっての解説です。「Design Variation」と「Forme Variation」は、参考例としてデザインパターンをいくつか挙げています。

 「ベーシックデザイン」はアタリ線画から(または下塗りから)解説していて、筆使いで質感を表現するタイプです。なのでチャレンジしやすく練習にもなり、応用も効きます。何より解りやすいです。


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デジタルイラストの「背景」描き方事典

 自然(青空、草地、湖など)、室内(鏡、カーテン、畳など)の背景を構成するパーツごとに描き方を解説しています。それらを事典形式でまとめあげた、Photoshopのための背景制作集です。

「背景」描き方事典デジタルイラストの「背景」描き方事典 Photoshopで描く! シーンを彩る風景・アイテム46(amazon)

デジタルイラストの「背景」描き方事典 Photoshopで描く!シーンを彩る風景・アイテム46 (honto)

 事典としては自然編22(夕暮れ、入道雲、森林、砂浜など)と、室内編24(テレビ、ソファ、学校の机・椅子、障子など)の全部で46項目。1項目は4ページ以下の解説です。それに背景制作のノウハウや建築の知識を教えるスキルアップのコラムが9つ付きます。


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SAI×Photoshopで描く 背景イラストテクニック

 カメラのレンズ効果(望遠、広角、ボケ・ぼかし、光の表現)を取り入れた背景イラストのメイキング集です。

SAI×Photoshopで描く背景イラストテクニックSAI×Photoshopで描く 背景イラストテクニック ~人物のいる魅力的な風景を描く(amazon)

SAI×Photoshopで描く背景イラストテクニック 人物のいる魅力的な風景を描く (honto)

 使用ソフトは『ペイントツール SAI』と『Adobe Photoshop』。SAIがメインで、ラフから着色・加工のかなりの部分まで行います。Photoshopは、ぼかしの加工・色調補正の仕上げに使います。

 第1章「カメラの構図と基本」では、本書の特徴であるカメラのレンズ効果について学びます。画角{広角~標準~中望遠(ポートレート)~望遠}の違いと、ボケの範囲(ピントが合っている被写界深度以外の近or遠距離)の解説です。背景メインのイラストは『広角レンズ』、人物メインでは『中望遠レンズ』がベターになります。

 2章からは1枚絵のメイキングです。第2・3章はポートレート写真のような人物メインのイラストで、背景にボケ(ぼかし)、映り込みなどの効果を入れます。


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風景描写上達テクニック

 鉛筆・水彩絵の具・ペン画など、各種画材のふで先・ペン先の動かし方を、風景を描きながら学んでいきます。

風景描写上達テクニック風景描写上達テクニック: スケッチ・イラストのための(amazon)

スケッチ・イラストのための風景描写上達テクニック 水彩・色鉛筆・ペンetc.画材を生かした表現方法がわかる! (honto)

 前半は、画材の紹介です。鉛筆・水彩色鉛筆・木炭・コンテ・パステル・ドローイングペン・水彩絵の具・ガッシュなど。それらの画材(全てではないですが)の使い方・基礎的な表現技法・練習の仕方と、実践的なテクニックだけをコンパクトに解説します。

 後半は、テーマごとの風景画作例集です。6つの決まったテーマ(雲、水、山、橋、街の風景、木)の作例を描きながら、様々な画材による表現方法と、『よくある失敗例』とその『解決方法』という形式で学んでいきます。


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Photoshopで描く漫画、イラストのための背景画の教科書

 Photoshopで背景画・風景画を描く人に向けた実践的なガイドブックです。

背景画の教科書Photoshopで描く 漫画、イラストのための背景画の教科書(amazon)

Photoshopで描く漫画、イラストのための背景画の教科書 (honto)

 解説に使われているソフトは、Photoshop CC(クリエイティブクラウド)のWindows版です。ソフトによるメイキングだけでなく、パースや構図や光源、色相といったアート系の用語の説明や細かな作画テクニックもはさんで、かなり丁寧な「背景画」の解説書に仕上がっています。

 第1章「準備」は、制作環境について。PCのマシンスペックの説明や、Photoshopの環境設定・各種ブラシの紹介です。2章「基本」は、背景画の基礎としてパース・光源・影・面の向き・質感表現・色の選択についての解説です。


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デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則

 デジタルで描くアーティストに向けて、絵の基本となる4つの原則(色と光、構図、パース、美術解剖学)を見直してもらうガイドブックです。

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 -色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き-

 第1~4章の前半6割ほどがアナログ時代からつづく、絵の古典的な基本原則を解説した技術書になります。後半の5~6章は、前半の原則・法則を使った実例アートギャラリーです。

 1章「色と光」は、光源、影、明度(トーン)、色相、色彩理論、色温度などの解説。

 2章「構図」は、黄金比の図形による解説と計算方法(かなり難解です)、自然界の5つのフォームから導く構図の法則、サムネイル作成のルールなど。

 3章「遠近法と奥行き」は、遠近法(パース)と、奥行きがあるように見えるイメージを区別します。軸測投影法から消失点が1~3点の透視図法や視円錐を解説して、その先の奥行きイメージまで紹介する。

 4章「解剖学」は、頭部、口、鼻、目、耳、胴体(大胸筋・・以下略の筋肉と女性の胴体)、腕(三角筋、上腕二頭筋・・以下略)、手、脚、足、表情、ポーズとなり美術解剖学の範囲です。


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風景デッサンの基本

 鉛筆で描く風景デッサンのやり方を、パースを含めてわかりやすく解説します。

風景デッサンの基本風景デッサンの基本

 第1章「デッサンの基本」は、デッサンの道具から鉛筆のタッチ、基本の図形、陰影の付け方、材質・質感表現という、いつもの基本事項です。最大の特徴はアタリの円から立方体を描く描画法。

 2章「遠近法を学ぼう」では、遠近法の種類、透視図法(パースペクティブ)、1・2・3点透視の描き方~奥行き圧縮の描画法まで、最大ページ数でパースの基本を解説します。

 3章「自然を描こう」は、木・草、空(雲)、岩・石、山、海(波)のいわゆる風景らしい自然物の描き方です。4章「デッサンの流れ」は、1~3章の解説を踏まえて「家」「町の通り」「海辺の風景」を描く。


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山本二三 風景を描く

 「天空の城ラピュタ」のラピュタ雲、「もののけ姫」の黒い水、「時をかける少女」の緻密でリアルな街並みなど、アニメーション背景美術の巨匠「山本二三」による、ポスターカラーで風景画を描くテクニック集になります。

山本二三風景を描く山本二三 風景を描く

 アニメ背景画の技術を軸にした、ポスターカラーの描き方に特化している技法書です。約半年間にわたる密着取材を含む、制作に1年をかけた決定版。

 パートは4つで、基礎・実践・応用・資料編に分かれています。『基礎編』は、画材のポスターカラーの特性や道具、その下準備、二三雲の描き方、基本の地塗りテクニックと、初級クラスの内容です。

 『実践編』は、モチーフ・素材ごとの質感表現、水・海・雪・土・石(石碑)・火・星雲。『応用編』は、素材を組み合わせた風景全体の表現、森林・四季(季節)・街並み・夜景。次に「山本二三の緻密な表現に迫る」と題して、リアルな描写に向かった作品背景や、ジブリと関わったアニメ業界話などのインタビュー。

 『資料編』は、アニメーション背景美術の制作工程(絵コンテ→美術設定→レイアウト→カラー・ボード~)の資料と、アニメーションの背景が目指す表現について。巻末付録には、切り離してそのまま彩色ができるレイアウト段階の下絵が5枚付きます。


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アニメで見た空と雲のある風景の描き方

 アニメーションの背景美術制作会社「Bamboo」による、デジタル・CGでの背景作画法を新人研修の手順で公開します。

アニメで見た空と雲のある風景の描き方デジタル作画法 アニメで見た空と雲のある風景の描き方

 『攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society』『009 RE:CYBORG』『ソードアート・オンライン』『True Tears』等などの背景美術を担当したBamboo(バンブー)が、デジタル化したアニメ背景画の基礎を順を追って解説して行く。

 巻頭の背景ギャラリーは本書のきっかけになった『もしドラ』や『東のエデン』『ギルティクラウン』で、制作裏話付きです。次に導入の「制作環境と基礎知識」は、制作に使うソフト、パソコン周辺機器、解像度の説明、アナログ時代の道具、アニメ制作の流れなどサラッと解説。

 Chapter1「基本パーツの描き方」は、Bambooの新人研修で取り組む課題で、グラデーションの塗り、立方体はじめ基本パーツを描いて、光源を意識して、青い空に雲を描くまでになります。

 続いてChapter2「自然物の描き方」は、基本パーツから岩や木を描き、川や森林のある風景、青い海に積乱雲と、描くものを広げて行く。


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背景イラストの描き方 アナログ編

 アニメーション美術の背景画から、各種アナログ画材の紹介まで特集した、背景イラストの描き方「アナログ編」です。

背景イラストの描き方アナログ編背景イラストの描き方 アナログ編 様々な画材と技が産み出す、温かみのある風景

 巻頭は「天空の城ラピュタ」「時をかける少女」などの美術監督をつとめた「山本二三」特集。インタビューは『アナログ×デジタル背景画の違いや、描き手が行き来すると出る差』『一枚絵で世界観や物語も表現するコンセプチュアルアートの重要性』。メイキングは美術設定色塗り、地塗り、ラピュタ雲、宇宙(大星雲)の描き方です。

 第1章「パースの基本」は、漫画家で大学講師の夢野れい先生による某パース!マンガ風の解説で、1・2・3点透視図法からのパース塾になります。


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