デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則

 デジタルで描くアーティストに向けて、絵の基本となる4つの原則(色と光、構図、パース、美術解剖学)を見直してもらうガイドブックです。

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 -色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き-

 第1~4章の前半6割ほどがアナログ時代からつづく、絵の古典的な基本原則を解説した技術書になります。後半の5~6章は、前半の原則・法則を使った実例アートギャラリーです。

 1章「色と光」は、光源、影、明度(トーン)、色相、色彩理論、色温度などの解説。

 2章「構図」は、黄金比の図形による解説と計算方法(かなり難解です)、自然界の5つのフォームから導く構図の法則、サムネイル作成のルールなど。

 3章「遠近法と奥行き」は、遠近法(パース)と、奥行きがあるように見えるイメージを区別します。軸測投影法から消失点が1~3点の透視図法や視円錐を解説して、その先の奥行きイメージまで紹介する。

 4章「解剖学」は、頭部、口、鼻、目、耳、胴体(大胸筋・・以下略の筋肉と女性の胴体)、腕(三角筋、上腕二頭筋・・以下略)、手、脚、足、表情、ポーズとなり美術解剖学の範囲です。


デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則(ボーンデジタル)
デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き(ワークスコーポレーション)
※本書は『Art Fundamentals』の日本語版です。

 まっ白なキャンパスに向かって、絵を描き始める前に考えるべき基本要素を詰め込んでいます。プロの方たちが今一度、復習をかねて絵の基本原則を記した内容です。

 各章のテーマごとに1冊は解説書が出ています。それらを端折って、ある程度描ける人向けに基本事項と注意点をまとめていて、そばに置いて役立つ本という位置づけです。かなり勉強にはなる。

 ただ、それだけに説明項目のページ数が足りてなくて、初心者にやさしい書き方をしていない。かといって、豪華なアートギャラリーの塗り方が詳細にわかるテクニック集という訳でもない。あくまで絵の基礎・基本を記し、その実践例(作品)を示した手引書になります。ハイアマチュア・美術系大学生向けの内容か。

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身01

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身02

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身03

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身04

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身05

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身06

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デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身09

デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則中身10

ISBN-13: 9784862462312
▼目次(デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き)
もくじ p.3
はじめに:Jenny Newell(3DTotal、編集者) p.4

Chapter 01 色と光 Color and Light p.6
Gilles Beloeil(ジャイルス・ベロエイル)が、色と光を描く際に考慮すべき重要な要素について説明します。これには、明度、調和、ハイライトなどが含まれます。

Chapter 02 構図 Composition p.34
Andrei Riabovitchev(アンドレイ・リャボビチェフ)が、オブジェクトの配置を論じながら、黄金比の理論と実践を説明します。

Chapter 03 遠近法と奥行き Perspective and Depth p.64
Roberto F.Castro(ロベルト・F・カストロ)が、遠近法(パース)や奥行きのルールに関して、視円錐から消失点に至るまで詳しく紹介します。

Chapter 04 解剖学 Anatomy p.90
Matt Smith(マット・スミス)が、頭から足まで、人体の主要な筋肉構造と輪郭を分解・解説します。

Chapter 05 リファレンスギャラリー Reference Gallery p.166
ここまでの4つの章で説明したテクニックを盛り込んだ幅広いイメージ作品が展示されています。

Chapter 06 アートギャラリー Art Gallery p.214
本書で紹介している理論・テクニックを活用した素晴らしいイメージ作品が、制作者自身の言葉とともに展示されています。

索引 p.268-271
奥付 p.272

カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方
構図エッセンス
風景デッサンの基本
アーティストのための美術解剖学

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