構図エッセンス

 絵画を鑑賞する上で、基本の文法ともいえる『構図』について紹介します。現代画家39名の作品500点を具体的な作例として挙げ解説している。

構図エッセンス構図エッセンス (みみずく・アートシリーズ)

 単なる『落書き』と『作品』の違いは構図で判る。どんなにキレイで、カラーで描いてあっても、作者の意図が伝わってこない絵は、構図が混乱していて作品とはいえない。

 構図は音楽のコードのように、ある程度決まり事になっています。解っているつもりでいても、一度、文章で整理した方が良いです。毎回感覚にたよって描くより、法則を理解してパース線を引くようにした方が、迷いも少なく描けると思う。ペイントソフトのPainterには「黄金分割ツール」があって、その機能の元になっているのも、また構図の知識です。

 写真を撮るにしても、構図が入っていれば作品になる。写真の見ばえや印象を操作する知識でもあります。すぐ使えるテクニックに「トリミングの原則」などがあった。

みみずく アート シリーズ 構図エッセンス(視覚デザイン研究所)

構図エッセンス中身01
 
構図エッセンス中身02
 
構図エッセンス中身03
 
構図エッセンス中身04
 
構図エッセンス中身05
 
構図エッセンス中身06
 
構図エッセンス中身07
 
構図エッセンス中身08

ISBN-13: 9784915009266
▼目次(構図エッセンス
この本の特徴と、使い方/収録画家リスト p.4
もくじ p.6
はじめに:なぜ構図が必要か p.9
構成の方法A:実景を基礎にする p.10
モチーフを探すことから始まる
デフォルメで自分の絵にする
構成の方法B:イメージを基礎に組み立てる p.14
イメージの世界を自由に展開できる
構成を重視する静物画家

構成の基本型
水平線:水平線は、自然の広がりを表す p.18
垂直線:人工的で強い緊張感を創り出す p.19
水平と垂直の組み合わせ:基本的でコントロールしやすい構成方法 p.22
斜線:ダイナミックな動きとリズムをつくる p.26
曲線:曲線はおだやかな丸味を表す p.27
三角形:三角形構図は、もっとも安定した形 p.30
中空の三角形:中間を空けると軽快な構成に p.31
逆三角形:重苦しくなく、バランスがとりやすい p.34
複合した三角形:ダイナミックで力強い複合三角形 p.34
菱型:菱型は、重心が垂直線と一致する p.35
三角形の変形:V字型と組み合わせると、不思議な安定に p.35
対角線:対角線は潜在的な基本線 p.38
放射線:画面の中心には、力が集中する p.39
Xエックス型遠近法:透視図法は遠近感表現の基本 p.42
Wジグザグ型遠近法:ジグザグ型は、確実に距離感を表す p.43
Cカーブ型遠近法:ゆったりした遠近感を表現する p.46
パノラマ:一望のもとに世界が展開される p.47
かいまみる:強調される向こう側の景色 p.50
ふちどり:安定のよい、限定された落ち着き p.54
閉じられた空間:壁は仲間同士の安らぎを生む p.55
光を中心にする:光や火は、気持を集中させる p.58
アンフォルメル・均一な分布:霞のかかった、もうろうとした世界 p.59

構成の原則
主役と脇役 p.62
絵画は主役を中心に構成される
主役がはっきりしないと落ち着かない
近景・中景・遠景・点景 p.63
風景画は近景、中景、遠景の三部構成
点景は風景画のアクセント
導線 p.66
視線を画面外に出さない
各々の形がひびきあい、動きをつくる
比例:2等分線と4等分線 p.70
比例:黄金率と√2 p.74
1/2、√2、黄金率、√3の分割
基準線は絶対的なスケールではない
2等分、4等分は無色
黄金比が、もっとも好まれる
バランス p.78
ほどよいバランスは、安心感を生む
動きをつくり出すもの、受けとるもの
明暗の対比 p.82
対比によって、面白さが生まれる
もっとも効果的な明暗の対比
曲線直線の対比 p.83
やわらかさと、厳しさの対比
双方が混在して、自然な表現になる
質感の対比 p.86
なじみにくいが、重要な要素
タッチの粗密も画肌の一種
対決する形態 p.87
山と海、男と女、せまい広いの対比
対決する両者は、対極的に配置する
リズム p.90
形のくりかえしは、リズムを生む
リズムは安心感をつくる
リズム:鏡効果 p.91
水面の鏡映は、くりかえし効果
鏡映した逆像は、一体感を生む
群化する p.94
各々の形はつながりあい、群れをつくる
重なりあいや視線で、個々の形をつなぐ
つなぐ:流水や帯、ひも、枝は、二者をつなぐ p.95
視線と余白 p.98
視線方向の空間を広くすると、自然な感じ
鳥や物にも視線がある
後ろの空間は過去 p.99
後ろの空間には過ぎた時間がある
抵抗感のある後ろの空間
見返り美人 p.102
身体と視線で複雑な動きをつくる
向きが一致すると、素直だが単調に
複合視線 p.103
複数の視線で、複雑な動きをつくる
共感や反発、無視など、ドラマが生まれる
視線の高さ:見降ろす・水平線・見上げる視線 p.106
モチーフを見る角度 p.107
下から見上げて描く・少し上から見降ろして描く
複合した視角と視線
余白の広さ p.110
広い余白は上品でおだやか
余白が少ないこと、にぎやかで活気が出る
モチーフの数 p.111
モチーフ数が多くなると、活気が出る
風景画でも、同じ効果がある
大小の変化率:大小差が大きいほど、動きが出る p.115
図と地の関係 p.116
形の後ろに〈地〉がある
図と地を逆にし、新しい形をつくる
トリミングの原則 p.117
重要なところを強調する
生き生きとした動きをつくる
基準線と基準点:モチーフの位置を基準に従って決める p.118
重心の高低 p.119
高い重心は動きを、低い重心は安定を
中心点は潜在的な安定点
透明図法で表現する遠近感 p.120
3つの焦点の真中に形を置く
自然の形は、手前にきてわん曲する
画家略歴 p.122
奥付 p.124

漫画バイブルNo.2 構図破り編
ペンで描く スケッチから細密描写まで
新装版 風景画の描き方

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