日本服飾史 男性編

 弥生時代~昭和初期まで、時代ごとの特徴のある衣装を等身大の人形に着せて再現しています。『男性編』は120体で、カラー写真・衣装のパーツ名と解説付きです。日本の服飾の歴史を辿ることができる資料集となっています。

日本服飾史男性編日本服飾史 男性編 (趣)(amazon)

日本服飾史 風俗博物館所蔵 男性編 (honto)

 弥生から昭和前期までの期間を5つの時代に分けています。

 服飾史の大まかな流れとして、1.渡来した中国式服の影響【弥生・古墳・飛鳥・奈良】→2.日本的な和装の始まり【平安】→3.武士(武家社会)による影響【鎌倉・室町・戦国時代】→4.和服(着物)の標準『小袖』の完成【江戸】→5.西欧の洋服の導入【明治・大正・昭和前期】


光村推古書院

 本書は「風俗博物館日本服飾史 資料」が行う「等身大人形に時代衣装を着せて再現する」展示を収録した『原色日本服飾史・増補改訂版』{平成元年刊、光琳社出版(1999年倒産)}を復刻したものです。男性編120体、女性編約80体に分けて編集しています。

日本服飾史男性編中身01

日本服飾史男性編中身02

日本服飾史男性編中身03

日本服飾史男性編中身04

日本服飾史男性編中身05

日本服飾史男性編中身06

日本服飾史男性編中身07

日本服飾史男性編中身08

日本服飾史男性編中身09

日本服飾史男性編中身10

日本服飾史男性編中身11

ISBN-13: 9784838105250
▼目次(日本服飾史 男性編
序/財団法人「宗教文化研究所」所轄「風俗博物館」館長:井筒雅風 p.3-7
もくじ p.8-13

服制の成立:弥生・古墳・飛鳥・奈良 p.15
横幅の布を巻く倭の男子 p.16
衣、褌の男子 p.18
衣、褌、裳の男子 p.20
短甲をつけた武将 p.22
挂甲をつけた武将 p.24
推古朝朝服 p.26
天智朝文官朝服 p.28
天武・持統朝文官朝服 p.34
養老の衣服令による文官礼服 p.36
武官朝服 p.38
袈裟付羅衣七條袈裟姿の高位の僧 p.40
褊衫裙(へんざんくん)、如法衣姿の僧 p.44
綿襖冑を著けた衛士 p.46

和様の創製:平安 p.49
文官朝服 p.50
公卿冬束帯 p.52
公卿夏束帯 p.56
公家武官夏束帯 p.58
公卿布袴 p.60
公卿夏の冠直衣 p.64
公卿冬の直衣 p.66
殿上人冬の衣冠 p.68
蔵人麹塵袍の冬の衣冠 p.70
狩衣姿 p.72
浄衣姿 p.74
褐衣姿 p.76
神楽・人長の舞姿 p.78
神楽・東遊 舞人青摺袍姿 p.80
僧侶袍裳七條袈裟姿 p.84
僧侶鈍(純)色五條袈裟姿 p.86
法親王裘代(きゅうたい)五條袈裟姿 p.88
僧侶素絹五條袈裟姿 p.90
舞楽・萬歳楽 p.92
舞楽・陵王 p.94
舞楽・打毬楽 p.96
舞楽・入仙 p.98
舞楽・太平楽 p.100
田楽法師 p.104
民衆直垂姿 p.106
裳付姿の遊行の僧 p.108
裹頭{か(くわ)とう}をつけた僧兵 p.110
童子水干姿 p.112
半尻をつけた公家童子 p.114
附けものをつけた水干を着けている放免 p.116
大鎧をつけた武将 p.118

武装の伸展:鎌倉・室町・安土桃山 p.123
禅宗(臨済宗)高僧の道具衣 p.124
胴丸をつけた武士 p.128
大袖付胴丸 p.130
直垂をつけた武士 p.132
大紋をつけた武士 p.134
狩装束をつけた武士 p.136
阿弥衣をつけた時宗の僧 p.138
小具足をつけた武将 p.140
上腹巻をつけた武家童子 p.142
腹巻をつけた武士 p.144
腹当をつけた雑兵 p.146
素襖をつけた武将 p.148
小直衣をつけた公卿 p.150
直垂姿の公家 p.152
山伏 p.154
能楽・羽衣のシテ(天人) p.156
能楽・水衣 角帽子姿 p.158
男子物売り姿 p.160
肩衣、袴姿の武将 p.162
胴服をつけた武将 p.164
道服姿の茶人 p.166
キリスト教を信仰する武士 p.168
南蛮人 p.170
当世具足に陣羽織をつけた武将 p.172
朱具足の武将 p.174
鎖具足をつけた武将 p.176

小袖の完成:江戸 p.179
長直垂をつけた大名 p.180
狩衣、指貫をつけた四位の武家 p.182
大紋長袴をつけた大名 p.184
素襖をつけた武士 p.186
肩衣長袴をつけた通常礼装の高級武家 p.188
殿中に於ける茶道頭礼装 p.190
冬の束帯をつけた公卿(文官) p.192
夏の束帯をつけた武官の殿上人 p.194
蹴鞠衣装と蹴鞠 p.196
褊綴姿の俳人 p.200
紙子羽織を着た町人 p.202
紙子襦袢(じゅばん)をつけた町人 p.204
小道服をつけた褻(け)の姿の大名または公家 p.206
虚無僧 p.208
旅装の雲水 p.210
茶人、十徳姿 p.212
歌舞伎・暫(しばらく) p.216
能・狂言の果報者 p.220
能・狂言の太郎冠者 p.222
等身大の享保雛 男雛 p.224
引廻し合羽をつけた道中姿の町人 p.226
半合羽をつけた道中姿の町人 p.228
鎖襦袢、額当をつけた斬込みの武士 p.230
武士火事装束 p.232
江戸町火消、火事装束 p.235
江戸町火消、火事装束(晴れ) p.238
幕末鎧直垂陣羽織をつけた大名 p.240

洋風の摂取:明治・大正・昭和前期 p.243
三斎羽織をつけた明治維新の官軍将校 p.244
黄櫨染の御袍 p.246
御引直衣 p.248
御祭服 p.250
御小直衣 p.252
皇太子黄丹袍姿 p.254
勅任文官大礼服 p.256
奏任文官大礼服 p.258
非役有位四位以上大礼服 p.260
非役有位五位以下大礼服 p.262
宮内官(侍従職・式部職)奏任文官大礼服 p.264
男爵爵服 p.266
明衣・木綿蔓・木綿襷(ゆうたすき)の神職 p.268
陸軍武官正装 p.270
海軍武官正服 p.272
陸軍武官軍衣 p.274
陸軍下士官軍衣 p.275
明治中期より昭和前期における裁判官制服 p.276
山高帽、二重廻しのマント p.280
闕腋袍(けってきのほう)束帯小忌衣の奏任官 p.282
闕腋袍束帯裲襠(りょうとう)姿の奏任官 p.284
束帯纔著(さいぢゃく)の姿 p.286
即位の礼、正殿の儀における威儀の者の装束 p.288

主な用語解説 p.292-315
あとがき:井筒雅風 平成元年仲秋 p.316-318
著者紹介 p.319
奥付 p.320

図解 日本の装束
ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典※後半が日本編
日本甲胄史[下巻]戦国時代から江戸時代
勇将の装い 戦国の美意識 甲胄・陣羽織

▼コメント
▼コメントを投稿する
名前
メールアドレス
URL
コメント
パスワード ※パス入力すればコメント編集できます