ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典

 中世末期~産業革命までの洋服と、平安~大正までの和服を、創作者向けに解説したファッション図鑑です。

ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典 キャラクターに使える洋と和の伝統装束110

 前半がヨーロッパ、後半が日本編に分かれます。

 第1章「近世ヨーロッパ」は、ルネサンス(15世紀)~ロココの時代(18世紀半ば)で、各時代の貴族の流行や、農民・子供・娼婦までと幅広い階層の服装を紹介している。

 2章「近代ヨーロッパ」は、フランス革命(18世紀末)~産業革命普及後(20世紀初頭)までの帝国主義の時代です。ナポレオン時代とヴィクトリア朝の衣装が多い。


 後半は日本で、時代ではなく身分・階層ごとの分類になっています。3章「日本の公家」は、平安貴族から変わらない公家の儀礼のための装束~普段着までの解説。

 4章「日本の武家」は、源頼朝の鎌倉時代~幕末の新撰組までの武家の衣装。5章「日本の庶民」は、戦国~江戸時代の庶民の服装で、百姓・農民~町人・商人、僧侶、医者、花魁など職業別でもある。

 6章「日本の近代」は、身分の分類ではなく時代で、大正ロマン~戦前の陸海軍までとなります。

ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典(ソフトバンククリエイティブ)

 ヨーロッパ+日本と広範囲に及ぶため、各時代の衣装を細かく網羅はしていません。でも、そのぶんキャラクター衣装として魅力的なファッションをピックアップし、的確な背景解説を付けている。さらに創作意欲を掻き立てる美しいイラストによる図説もあって、かなりハイレベルな衣装集に仕上がっています。

 また限りあるページ数で帽子・靴・下着やアクセサリー、さらに髪型にもスペースを割き、一つ一つ細かくイラストも付けた丁寧さに敬意を表したい。

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ISBN-13: 9784797367058
▼目次(ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典 キャラクターに使える洋と和の伝統装束110
はじめに:山北篤 p.3
本書の概要 p.4
もくじ p.7-10

第1章 近世ヨーロッパ 騎士と姫君の時代 p.11
001 近世ヨーロッパのファッション p.12
002 近世ヨーロッパの衣装事情 p.14
003 ルネサンスの貴族男性 p.16
004 バロックの貴族男性 p.18
005 ロココの貴族男性 p.20
006 ルネサンスの貴族女性 p.22
007 バロックの貴族女性 p.24
008 ロココの貴族女性 p.26
009 聖職者 p.28
010 傭兵 p.30
011 娼婦 p.32
012 商人 p.34
013 女商人 p.36
014 農民男性 p.38
015 農民女性 p.40
016 子供 p.42
017 ミ・パルティとコッドピース p.44
018 コルセットとファージンゲール p.46
019 服飾小物 p.48
020 ルネサンスの帽子 p.50
021 バロック・ロココの帽子と髪型と鬘 p.52
022 靴 p.54
023 盾の紋章(色) p.56
024 盾の紋章(図形) p.58
025 紋章と大紋章 p.60
026 クレスト p.62
Column:華麗な中世ヨーロッパなどなかった p.64

第2章 近代ヨーロッパ ナポレオン帝国からビクトリア朝の時代 p.65
027 世界征服のための服装 p.66
028 ナポレオン時代の上流男性 p.68
029 ヴィクトリア朝前期の上流男性の正装 p.70
030 ヴィクトリア朝の上流男性の正装 p.72
031 ヴィクトリア朝の上流男性の普段着 p.74
032 ヴィクトリア朝の上流男性のスポーツウェア p.76
033 ナポレオン時代の上流女性 p.78
034 ヴィクトリア朝の上流女性 p.80
035 ヴィクトリア朝の上流女性のスポーツウェア p.82
036 ヴィクトリア朝の男性防寒具 p.84
037 ヴィクトリア朝の女性防寒具 p.86
038 メイド p.88
039 ガヴァネス p.90
040 ナポレオン時代の兵士 p.92
041 王立海軍 p.94
042 ヴィクトリア朝の娼婦 p.96
043 ナポレオン時代の企業家 p.98
044 ナポレオン時代の働く女性 p.100
045 フランス革命派の男性 p.102
046 フランス革命派の女性 p.104
047 ナポレオン時代~ヴィクトリア朝の農民男性 p.106
048 ナポレオン時代~ヴィクトリア朝の農民女性 p.108
049 ヴィクトリア朝の子供 p.110
050 ヴィクトリア朝の男性帽子 p.112
051 ヴィクトリア朝の女性帽子 p.114
052 ヴィクトリア朝の下着 p.116
053 ヴィクトリア朝の靴 p.118
054 ヴィクトリア朝のアクセサリー p.120

第3章 日本の公家 平安から明治の時代 p.123
055 長く変わらなかった公家の装束 p.124
056 公家男性の最正装(束帯) p.126
057 公家男性の正装(衣冠) p.130
058 公家男性の普段着(直衣) p.132
059 下級公家男性の仕事着(狩衣) p.134
060 公家女性の正装(女房装束) p.136
061 公家女性の普段着(小袿) p.140
062 公家女性の外出着(壺装束) p.142
063 笠 p.144
064 履物 p.146
065 公家の髪型 p.148
Column:有職故実(ゆうそくこじつ)と衣紋道(えもんどう) p.150

第4章 日本の武家 鎌倉から幕末の時代 p.151
066 公家の服を脱して日本の標準に p.152
067 武家男性の正装(水干) p.154
068 武家男性の普段着(直垂) p.158
069 武家男性の正装(裃) p.160
070 大奥女性の正装 p.162
071 武家女性の普段着(小袖) p.164
072 武家女性の普段着(振袖、留袖) p.166
073 武家女性の婚礼衣装(白無垢) p.168
074 かぶき者 p.170
075 忍び p.172
076 切支丹侍 p.174
077 新選組 p.176
078 官軍 p.178
079 武家男性の髪型 p.180
080 武家女性の髪型 p.182
Column:江戸時代の嫁入り p.184

第5章 日本の庶民 戦国から幕末の時代 p.185
081 武士の真似から広まった庶民の衣装 p.186
082 商人 p.188
083 行商人 p.190
084 農民 p.192
085 農民や町人の娘 p.194
086 僧侶 p.196
087 虚無僧 p.198
088 神職 p.200
089 巫女 p.202
090 修験者 p.204
091 医者 p.206
092 花魁 p.208
093 俳人 p.210
094 博徒 p.212
095 庶民男性の髪型 p.214
096 庶民女性の髪型 p.216

第6章 日本の近代 大正から戦前の時代 p.219
097 大正ロマンの時代 p.220
098 19~20世紀上流男性の昼の正装 p.222
099 19~20世紀上流男性の夜の正装 p.224
100 19~20世紀上流女性の昼の正装 p.226
101 19~20世紀上流女性の夜の正装 p.228
102 サラリーマン p.230
103 モダンガール p.232
104 大正の一般女性 p.234
105 旧制高校生 p.236
106 大正の女学生 p.238
107 帝国陸軍 p.240
108 帝国海軍 p.242
109 大正の警官 p.244
110 大正の一般女性の髪型 p.246
Column:セーラー服の女学生と袴の女学生 p.248

参考文献 p.249
索引 p.251-254
著者:山北篤/ イラストレーター:池田正輝
奥付 p.256

ゲームシナリオのためのファンタジー事典
図解 日本の装束
西洋コスチューム大全 普及版
コスチューム 中世衣装カタログ

▼コメント
sigesiさん 2013/01/25 21:37 編集
↑俺も
ゴーストさん 2013/01/20 16:59 編集
こういう本大好き
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