背景ビジュアル資料シリーズ

 漫画・イラスト・CGなど、背景資料が必要なクリエイター向けの写真集シリーズです。

背景ビジュアル資料1工場地帯・コンビナート工場地帯・コンビナート (背景ビジュアル資料 1)

 第1弾は工場です。ちょっとサビれた工場地帯・夜景、廃墟シリーズにも通じる写真400カット以上掲載。
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背景ビジュアル資料2団地・路地裏・商店街団地・路地裏・商店街 (背景ビジュアル資料 2)
 

 第2弾はちょっと懐かしい感じがする下町のような「街」をテーマにした写真集です。600カット以上掲載。
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背景ビジュアル資料3潜水艇・研究施設・巨大プラント潜水艇・研究施設・巨大プラント (背景ビジュアル資料 3)

 第3弾はいわゆるメカモノです。ふだん立ち入ることのない研究施設などの内部写真450カット以上掲載。
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背景ビジュアル資料4学校・学院・学園学校・学院・学園 (背景ビジュアル資料 4)

 第4弾は一冊で小中学校・男子校・女子校に地方の学校までカバーします。学校のすべての教室・施設を細部にわたり写真に収め、550カット以上掲載している。
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背景ビジュアル資料5洋館洋館・洋風建築 (背景ビジュアル資料 5)

 第5弾は明治・大正・昭和初期に建築された洋館の外観・内装写真を650カット以上掲載。教会、領事館、役所、個人邸宅、郵便局、倉庫、学校、図書館、病院、監獄、派出所など様々な洋館を収録しています。
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背景ビジュアル資料6繁華街・夜の街歓楽街・繁華街・夜の街 (背景ビジュアル資料 6)

 第6弾は日本各地にある、昼の繁華街や夜の歓楽街など650カット以上掲載。ライブハウス、メイドカフェ、ホストクラブなどの店内写真もあります。
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背景ビジュアル資料7城・甲冑・古戦場・武具城・甲冑・古戦場・武具 (背景ビジュアル資料 7)

 第7弾は全国に散らばる名城(24)・古戦場(10)や、直江兼続・前田慶次の甲冑など、戦国時代劇モノの資料になる写真全650カット以上を掲載しています。
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背景ビジュアル資料8奇観建築・王宮・産業遺産・廃墟(背景ビジュアル資料 8)

 第8弾はファンタジー・異世界モノの資料になる珍しい建物・風景の写真全650カット以上を収録しています。
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背景ビジュアル資料9警察・病院・消防署・ハイパーレスキュー(背景ビジュアル資料 9)

 第9弾は、まず一般人に撮影許可が下りない警察、病院、消防署関係の施設や装備写真650カット以上を掲載しています。
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背景ビジュアル資料10会社・オフィス街・高層ビル群 (背景ビジュアル資料10)

 第10弾は、都心の高層ビル群と、20タイプのオフィス内部写真700カット以上を収録。ビジネス、会社関係の背景資料になります。
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背景ビジュアル資料11ヨーロッパの街並・路地裏・村 (背景ビジュアル資料11)

 第11弾は、ヨーロッパ9ヶ国31都市の街並み・路地裏から、テーマごとに公園・店・村・看板・彫刻など、約600カットを収録したヨーロッパの背景資料になります。
背景ビジュアル資料11詳細

背景ビジュアル資料12ヨーロッパの邸宅・宮殿・教会(背景ビジュアル資料12)

 第12弾は、ヨーロッパの上流階級・文化人の邸宅、王侯貴族の宮殿、教会を中心に、内装と外観を収めた約700カットの背景資料になります。
背景ビジュアル資料12詳細

背景ビジュアル資料13ヨーロッパの田舎町・村(背景ビジュアル資料13)

 第13弾は、ヨーロッパ7ヶ国の田舎町・農村・高原といった地方の街並みや、民家の内装写真を約700カット収録した背景資料になります。
背景ビジュアル資料13詳細

新背景カタログ カラー版 一覧
マンガ家と作る背景写真集 シリーズ
ヨーロッパの家シリーズ 民家の写真集

新背景カタログ カラー版2下町・昭和の街並編

 「マール社の背景カタログ」がオールカラーの新背景カタログシリーズとして刊行されています。その第2弾は東京都内と近郊の「下町の風景」がテーマです。

新背景カタログ2下町・昭和の街並編新背景カタログ カラー版 2 下町・昭和の街並編 路地・木造家屋・商店街・市場・銭湯・都電ほか

 第二弾は「こち亀」や「寅さん」で馴染みのある東京下町が主な撮影場所です。「昭和の街並編」とありますがイメージとして、ということで撮影は平成19年から20年にかけてになります。全ページオールカラー写真で600点以上、最初に漫画背景へのトレーステクニックの作例が4つ掲載されている。

 1の都心編と同じく、写っている人の顔にはムーブタイプのぼかしが入っています。また引き続き、ページが奥まで開く特殊製本(クータ・バインディング)になっている。この製本はしっかり奥までページを開けるし、それで傷む様子もない。かなりの耐久性がありそうで画集・写真集だけでなく全て実用書をクータ・バインディングにして欲しいくらいだ。

新背景カタログ カラー版2下町・昭和の街並編の全文

背景ビジュアル資料4 学校・学院・学園

 漫画・イラストの背景資料に使う「背景ビジュアル資料」シリーズの第4弾でテーマは「学校」です。

背景ビジュアル資料4学校・学院・学園学校・学院・学園 (背景ビジュアル資料 4)

 カラー176ページに全550カット以上収録。タイトルページは1カットで、他は2~8カットとぎっしり写真を詰め込んだページになっています。最初はいつものトレースとマットペイント(写真の切り貼り加工)の解説で、女学院、高等学校、中学校、小学校、地方の学校、学校アイテム(モノクロ写真)という構成です。

 生徒は写っていませんが、とことん撮影している。教室、廊下、階段、下駄箱、男子トイレ、女子トイレ、保健室、図書室、理科室、理科準備室、音楽室、体育館、体育館倉庫、プール、屋上、部室棟、放送室、職員室、校長室、食堂、売店、用務員室、生徒会室、LL教室、PC室、茶室・・以下略。

 やはり女学院があるのが珍しいし、ページも多く割いている。古い洋館の雰囲気でマリア像があり、やっぱミッションスクールなんだと思う。

 小学校や地方の学校なんかは昔と変わらず懐かしい。とくにあの石油ストーブには想い出がある。その一方で今はPC室が普通にあるんだとか、知っているようで学校によって全然違うんだと、改めて資料の重要性を感じました。


背景ビジュアル資料4学校・学院・学園(グラフィック社)
かさこワールド(著者HP/写真家)
木村俊幸の家(監修者HP/マットペインター)

背景ビジュアル資料4 学校・学院・学園の全文

日本の洋館 第6巻 昭和篇2

 洋館の写真集。昭和の戦前に建てられた西洋風建築の邸宅(18)を紹介しています。

日本の洋館第6巻日本の洋館 第6巻 昭和篇2

 企業家や政治家など全国的な大金持ちが大半の『洋館』だけど、昭和に入り作家や作曲家など、中流の上でも建てるようになる。今の日本住宅にもありそうな家もあります。明治・大正期に建てられた西洋風の建物を『洋館』とするなら、洋館の時代は終わった。

日本の洋館 第6巻 昭和篇2の全文

新背景カタログ カラー版 1都心編

 「マール社の背景カタログ」というと有名な背景写真の資料集です。しかし最後に発行されてから10年以上にもなり、大部分がモノクロ写真なこともあり、世紀も風景も変わったことに合わせ新シリーズとして発行されます。

新背景カタログ1都心編新背景カタログ カラー版 1 都心編 東京・銀座・有楽町・六本木・東京タワー・表参道・恵比寿・代官山・ゆりかもめ

 第一弾はこの10年で新しく出来た東京のスポットが中心です。全ページカラー写真で、最初の数ページはデジタルトレースなどの利用法が載っている。秋葉原がないのは少し残念です。

 1ページに2~4カットずつ載っていて、写っている人の顔はぼかしが入っています。漫画などの背景として使うことを意識した構図の写真なので使いやすいでしょう。またコピーをとることを想定して、ページが奥まで開く特殊製本(クータ・バインディング)になっています。背表紙割れを起こしにくく、耐久性のある丈夫な糊を使っているそうです。

新背景カタログ カラー版 1都心編の全文

背景ビジュアル資料3 潜水艇・研究施設・巨大プラント

 漫画・イラストの背景資料に使える写真集「背景ビジュアル資料」の第3弾です。

背景ビジュアル資料3潜水艇・研究施設・巨大プラント潜水艇・研究施設・巨大プラント (背景ビジュアル資料 3)

 今回はメカモノということでカラー174ページに、潜水艇しんかい6500、支援母船、大型重機、造船所、製鉄所、原子力研究所、高エネルギー加速器、電波望遠鏡、発電所、地下施設など、全450カット以上を収録。ふだん立ち入ることのない場所、一般人に見学許可が下りない施設が掲載されています。とても想像だけでは描けない空間が広がっている。

 巻頭は写真のモノクロトレースの仕方と、毎度のマットペイント(合成写真画)の切り貼り加工講座です。タイトルは「妄想飛行艇」。20代までを「爽やかな空想」とするなら30歳過ぎると「妄想」なんだそうです。よくわかりませんが、昔はお空にボ~と想い描いていたモノが、現実に見えるくらいハッキリと描ける様になったという意味なのか?・・それじゃ、ただのアブナイ人だな。

背景ビジュアル資料3潜水艇・研究施設・巨大プラント(グラフィック社)
JOE NISHIZAWA/西澤 丞


背景ビジュアル資料3 潜水艇・研究施設・巨大プラントの全文

写真集 最終工場

 「廃墟萌え」という言葉が一般化しているのか、かなりの廃墟本が専門誌なども含め発行されている。その中で「廃墟」をテーマに撮り続けている写真家「小林 伸一郎」の廃墟シリーズ写真集です。

写真集「最終工場」最終工場 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)

 日本各地に残る廃工場や廃鉱を綴った写真集で、ARIAの「天野こずえ」が作画資料にしているのでは?という噂で興味を持ちました。確かにそれらしいイメージの湧く写真が見られます。でも、インスピレーションでいったら銃夢(p161)やエヴァ(p051)のもあるんで、なかなか奥が深いです。

 作画は新品の建物を描くより、経年劣化した(廃墟になった)建物を描く方が難しい。よほど経験を積んだ人でないと想像では描けない。描いたつもりでいても、観る人が視れば不自然さが判る。情報量の多い大ゴマやカラーイラストになれば何か資料があった方が好いでしょう。

廃墟日本列島(Web現代)


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写真集 首都高山手トンネル

 東京の地下に造られている環状高速道路の山手トンネル(約10㎞)の建設現場を撮った写真集です。

写真集「首都高山手トンネル」首都高山手トンネル
20cmx20cm、オールカラー112ページ

 完成すると見ることの出来ない内部の写真、工事用資料として常に撮影はされるのだけれど、そこにカメラのプロの視点が入りSF映画のセットのような美しさが捉えられています。ネルフの地下施設を実写でみているような印象を受けました。

 撮影者「西澤 丞」は映画「エヴァンゲリオン新劇場版:序」の公式ガイドブックやTVアニメ「スカルマン」に写真を提供しています。自動車メーカーデザイン室、撮影プロダクション勤務を経てフリーになるという、メカモノ専門のカメラマンで、最近も「潜水艇・研究施設・巨大プラント (背景ビジュアル資料 3)」(amazon)を刊行している。

JOE NISHIZAWA/西澤 丞
首都高山手トンネル(求龍堂)
担当編集者は知っている。(ほぼ日刊イトイ新聞)


写真集 首都高山手トンネルの全文

背景ビジュアル資料2団地・路地裏・商店街

 漫画やイラストといったクリエーター向けの「背景ビジュアル資料」の第二弾です。昭和を思い出す写真ばかりを集めたようで、「電脳コイル」や「こち亀」の背景にも出てきそうなどこか懐かしい感じがする資料写真集になっています。

背景ビジュアル資料2団地・路地裏・商店街団地・路地裏・商店街 (背景ビジュアル資料 2)

 カラー176ページで全国各地の団地・路地裏・商店街や映画館・銭湯・居酒屋など全600カット以上を収録。巻頭では合成した写真のトレースや、写真を切り貼り加工して映画「ブレードランナー」風背景の作り方を解説。巻末に撮影場所の商店街や古い街並みのガイドがあります。


 背景資料としては1の工場写真より、生活している風景のこちらの方が利用しやすい写真が多い。建物の外観だけでなく撮影がしにくい店舗の中や銭湯などがあるのもありがたい。

背景ビジュアル資料2団地・路地裏・商店街の全文

背景ビジュアル資料1工場地帯・コンビナート

 「背景ビジュアル資料」ということで、漫画・CG・イラストなどのクリエーター向けの「フォト資料集」第一弾となっています。最近は廃墟や工場を好むフェチがおられる様で背景資料としてはマイナーなテーマから始まっている。

背景ビジュアル資料1工場地帯・コンビナート工場地帯・コンビナート (背景ビジュアル資料 1)

 カラー176ページで全国の工業地帯全400カット以上収録。巻頭で写真を使った「SF的背景」の作り方を解説。巻末には各工場地帯の撮影ガイドがあります。

 漫画でいえば、そのまま使うなら工場の背景です。不良グループやマフィアが出てくるアクションモノにはよくあるシーンでしょう。また巻頭の解説のようにパソコンを使って、写真を切り貼りして加工すればSFの緻密な背景にも使える。想像力と工夫しだいで利用範囲は広がります。


背景ビジュアル資料1工場地帯・コンビナート(グラフィック社)
かさこワールド(著者HP/写真家)
木村俊幸の家(監修者HP/マットペインター )

背景ビジュアル資料1工場地帯・コンビナートの全文