漫画師 菅野博之
漫画本よりも漫画の描き方を教える実用書の方が売れているのでは?と思うくらい教え方の上手な漫画家です。専門学校の講師をされているそうで、最大公約数を意識しながらの教え方は参考になり、教えるのも好きそうです。菅野先生を教科書として技術を学べば、他人が読んでも分かる漫画は描けるようになると思います。
基本的に美術出版社刊「Comickers」の連載コラムをまとめたものが本になっているので、テーマや課題を決めて数ページで解説する形式になっています。1冊通して読むより気になるテーマを熟読する方が解りやすいです。
Webではコミックスタジオのサイトで「漫願成就」というコラムがあります。最初の頃はコミックスタジオの使い方と絡ませていましたが、視線誘導が出てくる辺りから、ただの漫画制作のコラムになっています。かなり理屈っぽくなりますが、視線誘導のことは「漫画のスキマ」で1冊にまとまっています。
◆快描教室―きもちよ~く絵を描こう! マンガの悩みを一刀両断!!
:漫画を描き始めてすぐにおこるの疑問にお答えします。
◆漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる
:投稿漫画を添削するかたちで陥りやすい失敗を指摘します。
◆漫画のスキマ―マンガのツボがここにある!
:ストーリーそしてコマ割りのしかたを「視線誘導」によって説明します。
ちなみにデビュー作で「菅野博」>連載開始で「菅野博士」>「地球防衛企業ダイ・ガード」で「菅野博之」と変わったそうです。読み方は皆「かんのひろし」です。
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