新装版 ペン&インク
ペン画の基本となる7つの技法と、具体的にモチーフ(人物・動植物・建物・風景など)の描き方が学べるペン画の技法書になります。
新装版 ペン&インク: デッサン・スケッチ・イラスト・漫画を描く人に(amazon)
ペン&インク デッサン・スケッチ・イラスト・漫画を描く人に 新装版 (honto)
前半の1-5章は、ペン画の基礎から1枚絵を描くのに必要な技術的な流れの説明です。1章「道具」は、ペンやロットリングなどの道具の使い方。
2章「模様とその技法」は、基本になる7つの技法の練習。これだけ覚えれば描けるペン画のパターン(模様)になります。輪郭線・平行線・クロスハッチング・点描・からまり線・波状線・クロスライン。
3章「明度とコントラスト」は、ペン線での明暗表現と、水を使ったぼかし。4章「デザインと構図」は、そのまま。5章「主題の選び方と描き方」は、ペン画に向く題材と向かない題材。野外スケッチのススメなど。
■<新装版> ペン&インク デッサン・スケッチ・イラスト・漫画を描く人に(マール社)
後半の6-12章は、個別具体的に題材(モチーフ)ごとの描き方を作例たっぷりで解説して行きます。6章「植物の世界を描く」は、花と木。7章「空と大地」は、岩・渓流・山・丘・雲など。
8章「水を描く」は、水の反射・波しぶき・滝・海岸。9章「家と建物」は、住宅の各種外壁の表現・農場・大都市ビル群遠景。
10章「動物を描く」は、兎・犬・馬・熊・象・猫などなど。目や鼻の動物ごとの違いや、模様・毛並みの表現。11章「鳥を描く」は、トリならではのアタリのとり方。くちばし・羽。12章「顔と体」は、人の顔を描く、体はオマケ程度になります。
本書は旧版「ペン&インク―植物・花・風景・水・家・動物・鳥・顔・体・コテージ」(1993年5月刊:9784837301394)を復刊させた新装版です。
初心者的には、前半の7つの技法と明暗をマスターするのが目標。とにかく根気と観察が要るペン画ですので、完成まで描ける・楽しんで描けるモノだけを題材に選べとのことです。
後半の『○○の描き方』の各章は、力の入れ具合に濃淡があります。ペン画以外の解説では、それぞれの専門書の方が詳しいので、興味のある題材は『風景』『人物』『動物』『建物』の括りで探しましょう。
ISBN-13: 9784837305439
▼目次(新装版 ペン&インク デッサン・スケッチ・イラスト・漫画を描く人に)
著者紹介:クローディア・ナイス p.-7
奥付 p.-5
もくじ p.-3
著者の自画像 p.-1
はじめに p.1
第1章 道具 p.2
第2章 模様とその技法 p.6
第3章 明度とコントラスト p.22
第4章 デザインと構図 p.30
第5章 主題の選び方と描き方 p.36
第6章 植物の世界を描く p.52
第7章 空と大地 p.64
第8章 水を描く p.78
第9章 家と建物 p.88
第10章 動物を描く p.100
第11章 鳥を描く p.116
第12章 顔と体 p.124
作者一覧 p.134
索引 p.135-136