COMiCS・DRAWiNG NO.04

 漫画とイラストのメイキングマガジン「コミックス・ドロウイング」の4冊目。

COMiCS・DRAWiNG NO.04COMiCS・DRAWiNG NO.4 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (4) (SEIBUNDO Mook)

 巻頭は完結した『蟲師』。その誕生から独特の世界観の構築までをインタビュー。メイキングは氷栗優(カラーインク・モノクロ)、入江亜季(カラーアクリル・モノクロ)、redjuice(カラーCG/SAI、PhotoShopCS3)、HACCAN(カラーCG/Painter)、星野リリィ(カラーCG/PhotoShop)、その他ちょっとしたテクニックや道具・資料の紹介は絵師ごとに多々あります。連載記事も充実した内容のまま継続している。

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COMiCS・DRAWiNG(コミックスドロウイング)

 漫画のメイキングマガジン「コミックスドロウイング」です。漫画家へのインタビュー、メイキング取材を前面に出した雑誌で、ひたすら漫画を描く側に立った誌面になっています。「アニメーションノート」の誠文堂新光社からの発行で、マンガとアニメのすみ分けがハッキリしている。

COMiCS・DRAWiNG NO.01COMiCS・DRAWiNG NO.1 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (1) (SEIBUNDO Mook)

 okamaさんの表紙絵メイキング、「もやしもん」石川雅之インタビューはよかったけど、創刊号なのに内容が薄い。取材する側が慣れてないのか、注目作家への取材でメイキングとはズレた話をされている。


COMiCS・DRAWiNG NO.02COMiCS・DRAWiNG NO.2 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (2) (SEIBUNDO Mook)

 創刊号と比べると見違えるほど充実した内容。イギリスつながりの幸村 誠「ヴィンランド・サガ」、森 薫「エマ」を筆頭にして最後まで漫画・イラストのメイキングに徹した記事で埋まっている。 ◆COMiCS・DRAWiNG NO.02詳細


COMiCS・DRAWiNG NO.03COMiCS・DRAWiNG NO.3 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (3) (SEIBUNDO Mook)

 02に続き濃い内容です。メイキングが紹介される作家、あきまん、沙村広明「無限の住人」、芳崎せいむ「金魚屋古書店」、桂明日香「花やしきの住人たち」、びっけ、オオツカマヒロ、望月 淳。 ◆COMiCS・DRAWiNG NO.03詳細


COMiCS・DRAWiNG NO.04COMiCS・DRAWiNG NO.4 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (4) (SEIBUNDO Mook)

 巻頭インタビューは漆原友紀の『蟲師』。またしてもアフタヌーン作家、好みだが講談社系に偏るのは意図した結果なのか?メイキングおよびインタビューは氷栗優、入江亜季、江平洋巳、よしづきくみち、redjuice、HACCAN+草薙、星野リリィ。◆COMiCS・DRAWiNG NO.04詳細


COMiCS・DRAWiNG NO.05COMiCS・DRAWiNG NO.5 (2009)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (5) (SEIBUNDO Mook)

 特集は『男子キャラクターを描く』です。メイキングインタビューは、荒川弘『鋼の錬金術師』、西 炯子『ひらひらひゅ~ん』、志水ゆき『是-ZE-』、東村アキコ『ひまわりっ~健一レジェンド~』、樋口橘『学園アリス』、吟鳥子『架カル空ノ音』、土林 誠『戦国BASARA』、大岩ケンジ『NHKにようこそ!』。
COMiCS・DRAWiNG NO.05詳細


コミッカーズアートスタイル 雑誌一覧
メイキングボックスアニメとマンガの製作現場01

コミッカーズアートスタイル Vol.2

 コミッカーズアートスタイルの2冊目。特集は「世界観の見せ方」です。

コミッカーズアートスタイル2コミッカーズアートスタイル Vol.2 世界観の見せ方

 今号の「世界観の見せ方」は特集としてがんばっています。メイキングはカイエダヒロシ・放電映像(激マン6 Photoshopスーパーテクニックにも収録)・高屋未央の3人で、okamaのロングインタビューをはじめ取材誌面もしっかりしている。連載記事の「マンキ!」「マンガ編集の現場」も漫画のネタと応募作のテーマ選びと関連性があります。イラストあり・前嶋重機のカラー漫画も始まって充実した内容です。

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コミッカーズアートスタイル Vol.3

 コミッカーズアートスタイルの3冊目。特集は「デッサンと人物表現」になります。

コミッカーズアートスタイル3コミッカーズアートスタイル Vol.3 デッサンと人物表現

 全体的に内容の薄い、手抜き感が漂う号です。特集「デッサンと人物表現」は既存のデッサン入門書の引用と作例の模写ですませ、菅野博之先生はデッサンに否定的です。1年がんばってダメなら諦めろとか、上達したいなら入門書なんか読まずひたすら練習しろとか、マンガ絵を完成させたいならデッサンよりバランスを大切にしなさいということらしい。

 メインの作家へのインタビューも、アニメがあったり、詳細なメイキング写真がなかったりします。電話とメールだけで取材したのか?と勘ぐりたくなる。兎塚エイジ「ゼロの使い魔」と、いとうのいぢ「灼眼のシャナ」「涼宮ハルヒ」の両イラストレーターに取材しながら・・・なんとも勿体ない誌面でした。

 連載記事の「マンキ!」と「マンガ編集の現場」、カラー漫画「仄暗き姫の吐息」があってホッとします。

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コミッカーズアートスタイル Vol.1

 雑誌「コミッカーズ」が半年ごと刊行の「コミッカーズアートスタイル」としてリニューアルされました。最初の特集は「最新カラーテクニック」です。

コミッカーズアートスタイル1コミッカーズアートスタイル Vol.1 最新カラーテクニック

 特集はカラーイラストに使う画材(カラーマーカー、色鉛筆、カラーインク、耐水カラーインク、アクリル絵具、透明水彩、不透明水彩、油絵具、CGソフト)の紹介と選び方。詳細なイラストメイキングは大暮維人(コピック)・平凡(Painter)・星野リリィ(Photoshop)・HACCAN(Painter/Photoshop)・深山和香(Photoshop)・ひろき真冬(カラーインク)・noa(透明水彩)・ハムレット沖縄(リキテックス)の8人になります。

 連載記事の菅野博之の「マンキ!」はリニューアル1号だけど2回目。ネタ出しから「ネタをまとめる」ことについてです。

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COMiCS・DRAWiNG NO.03

 漫画のメイキングマガジン「コミックスドロウイング」の3冊目。02に続き濃い内容です。

COMiCS・DRAWiNG NO.3COMiCS・DRAWiNG NO.3 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン (3) (SEIBUNDO Mook)

 巻頭3ページにカラーイラスト(瑞姫玉蘭/文倉十/まき)。前半78ページは漫画家7人のメイキング・インタビュー(あきまん/沙村広明/芳崎せいむ/桂明日香/びっけ/オオツカマヒロ/望月 淳)。後半は連載記事で、マンガdeポン(コミスタを使った背景の描き方)、アナログ漫画の描き方(トーンの貼り方/服・髪)、アシたのために(背景アシスタントの仕事術)、デジタルイラスト漫画の描き方(Painterによるコミックアート的イラスト、影の入れ方)、りりんらのお筆先紀行(イラスト絵本)、歴史マンガのポイント~(武器を手にしたヒロインたち)、おはなしのプロットはこう作る(バトルマンガの黄金パターン)になります。

 漫画家のメイキング取材は、仕事場の写真(顔出しOKの先生は近影も)→使っている道具や資料→大まかな制作の流れ・もしくは1枚の細かな描き方の手順と、ほぼ紹介のパターンが確立してきた。

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コミッカーズアートスタイル Vol.6

 作家や絵師へのインタビューがメインになりつつあるコミッカーズアートスタイルの6冊目。

コミッカーズアートスタイル6コミッカーズアートスタイル Vol.6―カラーテクニック&サポートクリエイション (6)

 特集は「今売れる漫画の描き方」として「ヤングガンガン」「月刊コミック電撃大王」「BGM」「月刊IKKI」の各編集部にインタビューをしています。編集方針や「新人作家/デビューを目指す方に求めるものは?」などの質問をしている。ただ「今売れる漫画の描き方」なのに具体例やジャンルなどは示されていない。たくさんの漫画を読み各雑誌のカラーを研究し、漫画以外の流行にもアンテナを張り、それでいて「誰にも真似できない自分だけの個性」を持つよう説いている。「賞に受かるための作品」ほどつまらなく、「その時の自分が一番面白いと思って、全てを出し切った作品」であることが重要と、特集タイトルと真逆の結論です。もしくは今売れるのは流行に流されない、王道をいく本物の漫画だと云いたいのか?

 やはり特集よりも作家へのインタビュー。ミクの絵の人と、かみちゅ!の絵でエロい人が注目かな。にしてもこの時代に「カラス口」で枠線を引くことに喜びを感じる人がいるとは・・・


コミッカーズアートスタイル 第6号(美術出版社)

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コミッカーズアートスタイル 雑誌一覧

 隔月だったり季刊になったりした雑誌「Comickers(コミッカーズ)」ですが、今は「ComickersArtStyle(コミッカーズアートスタイル)」として半年に1度の刊行になっています。内容は「雑誌」のままですが、書店では書籍扱いになっているので雑誌コーナーになかったりします。バックナンバーが手に入りやすくなったのは良いけどね。

コミッカーズアートスタイル1コミッカーズアートスタイル Vol.1 最新カラーテクニック

 特集「最新カラーテクニック」はコピックからPhotoshop/Painterなど最新CGソフトまでの画材を紹介。大暮維人ら8人のプロによるイラスト制作過程を掲載。

コミッカーズアートスタイル Vol.1詳細


コミッカーズアートスタイル2コミッカーズアートスタイル Vol.2 世界観の見せ方

 特集「世界観の見せ方」はいろいろなジャンルの世界観の構築を絵とストーリーの両面から解説する。

コミッカーズアートスタイル Vol.2詳細


コミッカーズアートスタイル3コミッカーズアートスタイル Vol.3 デッサンと人物表現

 特集「デッサンと人物表現」ですがページは少なく、各作家のインタビューがメインになっている。

コミッカーズアートスタイル Vol.3詳細


コミッカーズアートスタイル4コミッカーズアートスタイル Vol.4 プロになるには

 特集「プロになるには」は漫画家だけでなく幅広い業界の「プロになるには」です。

コミッカーズアートスタイル Vol.4詳細


コミッカーズアートスタイル5コミッカーズアートスタイル Vol.5 今こそ挑戦!CG&デジタルコミック

 特集「今こそ挑戦!CG&デジタルコミック」は初歩の初歩、初心者むけのサラッとした解説です。

コミッカーズアートスタイル Vol.5詳細


コミッカーズアートスタイル6コミッカーズアートスタイル Vol.6 今売れる漫画の描き方

 特集「今売れる漫画の描き方」、各漫画雑誌編集部へのインタビューをしたりしてますが、結局「正攻法」になっています。

コミッカーズアートスタイル Vol.6詳細


コミッカーズアートスタイル7コミッカーズアートスタイル Vol.7

 特集「2008年に、マンガアニメ業界で何が起こったのかを振り返る」リニューアル中で連載記事がカットされています。

コミッカーズアートスタイル Vol.7詳細


 
COMiCS・DRAWiNG(コミックスドロウイング)一覧

COMiCS・DRAWiNG NO.02

 漫画専門のメイキングマガジン「コミックスドロウイング」です。アニメメイキング専門の「アニメーションノート」を発行する誠文堂新光社からです。これで「コミッカーズアートスタイル」「メイキングボックス」と漫画のメイキングが載る雑誌が3冊になります。

COMiCS・DRAWiNG No.2COMiCS・DRAWiNG NO.2 (2008)―漫画を描きたい、知りたい人のためのメイキングマガジン

 森 薫「エマ」と幸村誠「ヴィンランド・サガ」の特集を筆頭に7名の漫画家・イラストレーターのメイキングをしっかり取材しています。仕事場(机まわり)や作画の各工程の写真、道具や作画資料の公開もしっかりページをとって載っている。後半はアナログ・デジタル漫画の描き方、アシスタントやストーリーやプロットのことなど、読み物系も充実しています。

 注目したのがCHOCO「イグナクロス零号駅 01」の人、コミックを持っているのでデジタルなのは判っていたけど、鉛筆線画を清書して取り込みそのまま使っていたとは・・デジタルの特性として鉛筆だろうがクレヨンだろうが、データ上認識できればそのまま印刷に出る。その利点を生かして、品質を落とさずペン入れ作業を省いている。にしても21インチ液晶タブレット(おそらくCintiq 21UX DTZ-2100D/G0)2台の制作環境とはおそれ入りました。(CHOCOLATE SHOP-Float

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メイキングボックスアニメとマンガの製作現場02

 アニメやマンガのメイキングを特集する雑誌です。創刊号は内容の濃い記事で好感が持て、今号にも継承されています。

メイキングボックス02メイキングボックス アニメとマンガの制作現場 Vol.02 (インプレスムック)

 vol.02は「キャラ表現の極意」というテーマで各アニメーターにインタビューしています。アニメ9作品(Yes!プリキュア5 GoGo!/しゅごキャラ!/ヤッターマン/プロダクション I.G(士郎正宗原作)RD潜脳調査室 & 神霊狩/GHOST HOUND/舞-乙HIME 0~S.ifr ~/かのこん/ロザリオとバンパイア/ドルアーガの塔~the Ageis of URUK~)、ゲーム(涼宮ハルヒの約束)、イラストレーター(HACCAN)で、漫画家が一人もいません。ちょっと残念です。

 特集としてキャラ表現の講座があります。「顔」の表情や描き分けについて、アニメーターで専門学校講師の方が解説している。


メイキングボックス アニメとマンガの制作現場 Vol.02(MdN)

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