マンガのしくみ
マンガのしくみ―プロのマンガ家を目指す人のグラフィックバイブル
これから漫画家を目指す人、編集とか漫画周辺で働きたい人向けの仕事図鑑です。1冊の本にマンガの描き方から業界のしくみまで、広く浅く解りやすく、詰め込めるだけ詰め込んだ内容になっている。初心者が知っておきたいポイントをしっかり押さえていて、全ページの約半分が「アナログ漫画の描き方」、残り四分の一ずつ「デジタルマンガの描き方」と「漫画業界の話」になっています。
◇マンガのしくみ~プロのマンガ家を目指す人のグラフィックバイブル(出版社:Works Corporation)
プロの現場訪問で漫画「交響詩篇エウレカセブン」の作者(片岡人生、近藤一馬)の仕事場が公開されている。テレビに出てくる大漫画家の雲の上の話より、親近感のあることが書いてある。とはいえ、十代で何がしかのきっかけをつかむくらいの才能がないと、二十代で連載がもらえるようにはならないことも判る。
あと仕事場の本棚に「宮崎駿の雑想ノート」と「カウントダウン(うたたねひろゆき)」・・・・うん、まあ持ってるよね。
昔からミリペンで描く漫画家はいたけど、最近はインクタンクが付いたコミック用のペンがあるんですね。使っている人がいるのか気になります。
▼目次
01マンガという表現
マンガとは何か
さまざまなマンガのジャンル
さまざまなマンガのジャンル2
マンガ史年表
02マンガの道具
ペンとインクの種類と使い方
つけペンのトレーニング
ホワイトの種類と使い方
トーンの種類と使い方
定規とテンプレート
その他の道具
03人物を描く
作画を上達させるための心得
頭の描き方
顔のパーツを描く”目”
顔のパーツを描く”鼻”
顔のパーツを描く”口”
顔のパーツを描く”耳”
髪の構造と質感の表現
人物の顔を描き分ける
"喜怒哀楽"を顔で表現する
身体の構造と男女の描き分け
筋肉の構造と重心の概念
さまざまな手の動きを描く
頭身の概念と年齢の描き分け
躍動感あるアクションを描く
衣服の描き方
04背景を描く
パースを理解してリアルな背景を描く
効果線を描く"集中線"
効果線を描く"ベタフラッシュ"
効果線を描く"流線(スピード線)"
効果線を描く"グラデーション"
描き文字とそのバリエーション
背景テクニック”自然物"
背景テクニック”室内"
背景テクニック”エフェクト"
05原案・構想を練る
原稿完成までの流れ
キャラ表をつくる
あらすじをつくる
プロット完成までの道すじ
ストーリーを練り込む
ネームを描く
実例から学ぶ演出テクニック
06原稿を書く
原稿作成の手順とガイドラインの役割
下描きの手順とコツ
ペン入れの手順とコツ
ベタ・ホワイトの手順とコツ
トーンの手順とコツ
仕上げとチェック
07デジタルで描く
マンガにおけるデジタルの現状
デジタル制作に必要な機材
原稿をデジタルに取り込む・出力する
作成したデータを保存・活用する
Adobe Photoshopでマンガ原稿をつくる
ComicStudioでマンガ原稿をつくる
デジタルによるカラー原稿の作成
08マンガ業界のしくみ
デビューまでのステップ
編集者の仕事
マンガが雑誌に掲載されるまで
さまざまなメディアとマンガ
マンガに関わる法律
09プロの世界
プロの現場訪問
コラム
マンガ制作に役立つ専門店と書籍
デジタルでマンガを描くためのツール
マンガのしくみ関連用語集
投稿・持ち込みの心得
主なマンガ誌の新人賞リスト
索引