プチクリレビュー

 オタキングこと岡田斗司夫氏のプチクリを読みました。

 プチクリ!―好き=才能!(amazon)

 200ページそこそこの本で、余白が多く行数も少ないので、読むのが遅い僕でも簡単に読めました。内容も「とっととプロになるのはあきらめてプチクリしましょう」という洗脳書なので、繰り返しのフレーズが多かった。

 プチクリについては、著者自身が1ページにまとめています。

 プチクリとはなにか?(岡田斗司夫のプチクリ日記より)

 1~4章は、引っ込み思案の人でもプチクリできるように、優しく書かれています。それこそ「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」と、いつも頭の中で唱えているような人でも頑張れます。5章は著者が経歴を語っていて面白かった。ガイナックス設立や、その後飛び出した経緯などがわかります。

 好き=才能!ということで、才能について語っています。才能は、ゼロと圧倒的な才能で3倍、天才と比べても5~10倍程度で、それよりもコントロール力の方が大事なのだそうです。

 才能×コントロール力=表現力

 コントロール力とは練習とか訓練で身につく力です。才能が1でもコントロール力を10まで高めれば、才能3でコントロール力3程度の人には勝ります。でも、完璧な才能ゼロなら表現力もゼロという判りやすさもある。

 才能は訓練して初めて大きさが判ります。こうやって文章の書き方を訓練するこによって、大小説家としてやっていけるのか?数十人のブログ読者を獲得するのがやっとなのか?わかる訳です。この場合、後者だったのですが・・・・・・まあ、プチクリとして楽しみましょう!ということです。

 昔、絵が下手なのに漫画家になりたくて、才能について研究しました。特にプロになった人(友達とか)との差についてです。結論として「才能とは努力しないで済む力」のことです。絵は練習して上手くなる部分もありますが、十代で本当に上手い人は小学生の頃までさかのぼってもあまり変わらなかった。つまり、自分と同じ様に人物デッサンがメチャクチャだったりした時期がない。そんな彼に「デッサン教えて!」と頼んでも「なんで、そんなことも出来ないの?」となる訳です。

 絵に限らずクリエイトに関する才能は、勘違いや夢を見やすいです。足の速い人は小学生の頃には判ります。美人は小学生どころか生まれる前に可能性が絞られる。しかし創造的な才能は、しっかり訓練しないと見えません。さらに組み合わせもある。画家になりたいのに絵が下手なら分かりやすいけど、漫画家になりたいとなるとストーリーなどの文字部分でカバーできたりする。文章でも、組み立てが出来ず感動する長編小説は書けなくても、瞬発力で心に残るキャッチコピーは出来るかも知れない。そこは訓練してみないと判らない。

 気軽にプチクリで始めて才能の大きさをみてみましょう。大きければプロになれるのでしょう。全ての才能を二十歳前に見極めるのは無理かもしれない。なら、好きなことからプチクリで創めて、磨いた才能が小さければとっととあきらめて、次いきましょう。今なら解る、停滞している暇はなかったんだね。

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