メカニカルCG ペイントテクニック
メカ物を得意とする絵師5人のCGイラストテクニックを公開している。
作風の違う絵師5人にロボットのイラストを描いてもらい、その詳細な創作・制作過程を解説してもらう。CGソフトの基本操作は解っている人に向けた内容になります。
作風も制作過程もかなり違っていて、何某かのヒントや参考テクニックが得られるかと思う。大きな違いは下書き段階で3Dモデルを作ったり、使ったりするか、ということ。これは便利な反面、手間のかかる作業でもある。当然、使わないで済む人は、複雑なメカを頭の中で考えて描ける『空間認識能力』に長けています。
例によってパソコンスペックが公開されています。メカ物がメインとあって、3Dモデルやエフェクトなどを多用しやすい環境になっている。3Dゲーム専用パソコンに近いスペックです。3Dグラフィックカードはしっかり積み、CPUはデュアルコアか高GHzを最低でも確保している。メモリーは2G以上、ペンタブレットはintuos3。ちょっと意外だったのは全員Photoshop CS以降を使っていること、メカCGでも重宝するようだ。
■メカニカルCG ペイント テクニック(新紀元社)
ISBN-13: 9784775306949
▼目次(メカニカルCG ペイントテクニック)
はじめに p.2
もくじ p.3
Part1 担当:百瀬 寿 p.5
1-1 ラフを作成する p.6
1-2 メカデザインを決定する p.7
1-3 メカを3D モデルで組んでみる p.8
1-4 線画を描く p.11
1-5 白黒で彩色の下塗りをする p.15
1-6 背景を描く p.18
1-7 キャラクターの彩色 p.20
1-8 メカに色をつける p.23
1-9 エフェクトの追加 p.28
1-10 ぼかしを入れて遠近感を演出する p.30
1-11 カラーモードをCMYKに変換して調整する p.31
PART1 完成図 p.32
Part2 担当:七六 p.33
2-1 ラフを作成する p.34
2-2 3D モデルを使い配置とデッサンを検証する p.35
2-3 ラフをもとに線画を描く p.38
2-4 実際のモデルをもとにした銃の描き方 p.39
2-5 ベースカラーを塗る p.41
2-6 レイヤーに分割する p.42
2-7 ブラシのセットアップ p.43
2-8 大きく目立つ部分を塗る p.44
2-9 環境光の影響を表現する p.46
2-10 実物にない表面処理を追加する p.48
2-11 塗装がはげたようなディテールを追加する p.49
2-12 ディテールに強めのハイライトを入れる p.51
2-13 さまざまな黒色の質感を使い分ける p.52
2-14 部分的に色調補正を行う p.55
2-15 環境光をさらに強調する p.58
2-16 ロボの装甲表面を加工する p.59
2-17 光の拡散効果を追加する p.60
2-18 ハイライトを追加する p.61
2-19 砂煙など重くて作成が難しいエフェクトを追加する p.62
2-20 エフェクトを増強する p.64
PART2 完成図 p.66
Part3 担当:高沼 美雪 p.67
3-1 ラフを描く準備 p.68
3-2 着色の下地作り p.70
3-3 細部を描く前に背景を描く p.72
3-4 影の彩色 p.73
3-5 ハイライトを入れる p.78
3-6 映り込みの表現 p.81
3-7 色調を調整して色を決定する p.85
3-8 溝や継ぎ目を作る p.87
3-9 光る文字を入れる p.89
3-10 ブレる動きを表現する p.91
3-11 基盤模様を描く p.92
3-12 足元の前景(草)を作る p.94
PART3 完成図 p.96
Part4 担当:強化新型 YUTORI p.97
4-1 構図を決めてラフを描く p.98
4-2 下地を塗る p.99
4-3 下塗りをする p.100
4-4 明るい色を塗っていく p.102
4-5 ハイライトを入れる p.105
4-6 細かな部分を描き込む p.107
4-7 機体にマーキングを入れる p.109
4-8 文字のマーキングを入れる p.112
4-9 センサーを発光させる p.114
4-10 粒子の発光を表現する p.116
4-11 背景を描く p.117
4-12 手前の女の子と柵を描く p.120
4-13 煙とぼかしで遠近感をつける p.122
PART4 完成図 p.124
Part5 担当:Mozy p.125
5-1 背景のラフイメージを作る p.126
5-2 メカのラフを作る p.128
5-3 メカの描き込み p.131
5-4 メカと背景の作業を交互に進める p.135
5-5 メカのパーツに光を入れる p.136
5-6 メカのディテールを描き込む p.139
5-7 背景のディテールを描き込む p.141
5-8 迷彩模様を施しながら細部を描き込む p.143
5-9 パーツにアクセントをつけて仕上げる p.146
5-10 霧を入れて画面の雰囲気を作り上げる p.148
PART5 完成図 p.150
作家紹介 p.151
▼百瀬 寿
作業環境:OS:Microsoft Windows XP Professional
CGソフト:SYSTEMAX ペイントツールSAI1.0 / Adobe Photoshop CS3 / Metasequoia ver2.3
CPU:Intel Core2 Duo E7200 2.53GHz
メモリー:3.25GB
HDD1:7200rpm/SATA-2 320GB(システム)
HDD2:7200rpm/SATA-2 320GB(作業データバンク)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7600GT
タブレット:Wacom Intuos3
モニター:Dell 1600x1200ドット(デュアルモニター)
サイト:もものぺーじ
▼七六(ななろく)
作業環境:OS:Microsoft Windows XP Home Edition /Microsoft Windows Vista Home Edition(タブレットノートPC)
CGソフト:Adobe Photoshop CS3 / Corel Painter 10 / SYSTEMAX ペイントツールSAI1.0 / CELSYS ComicStudioPro 4.0
CPU:Intel Core2 Duo E6750 / AMD Turion X2 Ultra Dual Core ZM-80(タブレットノートPC)
メモリー:3,072MB / 4,096MB(タブレットノートPC)
HDD1:SATA 300GB(作業領域をソフトウェアでオートバックアップ)
HDD2:SATA 160GB(作業領域)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8600GT
タブレット:Wacom Intuos3 PTZ-631W / HP Pavilion Notebook Tx2505/CT(タブレットノートPC)
モニター:EIZO FlexScan L885 / L461(デュアルモニター)
サイト:七六要塞・七六要塞ぶろぐぺーじ
▼高沼 美雪
作業環境:OS:Microsoft Windows XP Home Edition
CGソフト:Adobe Photoshop CS2
CPU:Intel Pentium4 3.00GHz
メモリー:3,072MB
HDD1:160GB(システム)
HDD2:120GB(作業用)
HDD3:1TB(外付けUSB・データバンク)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 6600GT
タブレット:Wacom Intuos3 PTZ-630
モニター:MITSUBISHI Diamondtron RDF17S / Hyvision MV177(デュアルモニター)
サイト:駄目だの部屋
▼強化新型 YUTORI
作業環境:OS:Microsoft Windows Vista Home Premium
CGソフト:Adobe Photoshop CS3
CPU:Intel Core2 Duo T5500 1.67GHz
メモリー:3,062MB
HDD:80GB
ビデオカード:Intel GMA 950
タブレット:Wacom Intuos3 PTZ-930
モニター:I-O DATA LCD-AD195VS
サイト:A CLOCKWORK CHICKEN
▼Mozy
作業環境:OS:Microsoft Windows XP Home Edition
CGソフト:Adobe Photoshop CS
CPU:AMD Athlon 64 X2 Dual-Core 5200+ 2.61GHz
メモリー:2.00GB
HDD1: 70GB
HDD2:500GB
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7300LE
タブレット:Wacom intuos3 PTZ-930
モニター:Dell 2007FP
サイト:百舌重工
奥付 p.152
◆キャラクターCGスキルアップテクニック2
◆スーパーキャラMonoデッサン
◆背景ビジュアル資料3 潜水艇・研究施設・巨大プラント
そんな、メカデザインの系統別に整理された、本なりサイトなりあれば便利ですよね
はじめまして
ありがとうございます。励みにします。