デジ塗りを極める 肌塗り編
キャラクターの肌塗りに特化したメイキング集です。1つの線画を複数の絵師に塗ってもらい、そのタッチの違いをじっくり観察することができます。
デジ塗りを極める (肌塗り編)
デジ塗りを極める 肌塗り編 
（honto）
用意された3つの線画（女子高生・セクシー女性・イケメン）を、それぞれ3名のイラストレーター（線画を描いた人とは別）に塗ってもらいます。合計9名の肌塗りメインのメイキング集です。それに、肌塗りについてのコラム（老若男女の肌の違い・褐色肌・ゾンビ肌）が付きます。
9名のうち厚塗りが6人、水彩風・アニメ塗り・オリジナルが各1人です。厚塗りが最も手数が多く、極めれば美術解剖学（皮膚の色・筋肉・脂肪・骨の出っ張り・血管）や光（朝昼夕夜の太陽光・背景からの反射光）など、複雑な色をすべて塗り込めます。
使用ソフトはSAIが4人、クリスタ系（イラスタ含む）が3人、Photoshopのみが2人です。傾向としてはクリスタ・フォトショが厚塗りだけなのに、SAIは水彩風・アニメ塗りなど幅広い塗りに対応しています。
■君の絵は"塗り"で変わる！人気作家が塗り分け競演！「肌塗り」に特化した技法書「デジ塗りを極める《肌塗り編》」発売!（有楽出版社のプレスリリース）
厚塗りは見栄え重視・キャラ絵のみの勝負ならベストな選択です。カードゲームの絵柄に多く、本書の表紙もまた、その選択の結果なのだと思いました。
逆に作業時間短縮のアニメ塗りや、エンピツ線画や背景も含めた雰囲気で勝負の水彩塗りというのもあって、やはり『どんな絵をいっぱい描くか』によって塗り方は選択されるべきなのかな？と。
『同じ線画を複数の絵師が塗る』方式は、塗りの比較がしやすく参考になりました。さらにソフトも統一してしまえば、誰でもできる塗りのマニュアル化に近づきます。
ISBN-13: 9784408594200
▼目次（デジ塗りを極める 肌塗り編）
はじめに p.3
もくじ p.4
本書の手引き p.6-8
第1章女子高生の肌を塗る p.9
女子高生を厚塗りテイストで塗る
【卯月】使用ソフト：CLIP STUDIO PAINT EX ／ Photoshop CS6 タブレット：cintiq 13HD（液晶ペンタブレット） p.10
PROFILE：卯月 p.39
Column1：年齢による肌の塗り分け『少女編』 p.40
女子高生を水彩風に塗る
【乃希】使用ソフト：Photoshop CS6 ／ SAI タブレット：intuos4 PTK-640 p.46
PROFILE：乃希（のき） p.65
Column2：年齢による肌の塗り分け『成人女性編』 p.66
女子高生をメリハリのある厚塗りで塗る
【(11)】使用ソフト：Photoshop CS5 タブレット：intuos4 Large PTK-840 p.74
PROFILE：(11)（トイチ） p.92
第2章セクシーな女性の肌を塗る p.93
セクシーな女性を厚塗りで塗る
【46】使用ソフト：CLIP STUDIO PAINT PRO ／ Photoshop タブレット：Cintiq 24HD DTK-2400/K0 p.94
PROFILE：46（しろ） p.113
Column3：褐色の肌を塗る p.114
セクシーな女性をソフトな厚塗りで塗る
【六槻ナノ】使用ソフト：IllustStudio タブレット：intuos Pro Mサイズ p.118
PROFILE：六槻ナノ（むつきなの） p.129
セクシーな女性をオリジナルテイストで塗る
【cccpo】使用ソフト：SAI タブレット：intuos4 PTK-840/K0 p.130
PROFILE：cccpo（すりーしーぴーおー） p.142
第3章イケメンの肌を塗る p.143
イケメンをソフトな厚塗りで塗る
【蔦森えん】使用ソフト：Photoshop CS5 ／ SAI タブレット：intuos3 p.144
PROFILE：蔦森えん（つたもりえん） p.155
Column4：年齢による肌の塗り分け『男性編』 p.156
イケメンをアニメ塗り風に塗る
【金村連】使用ソフト：SAI タブレット：intuos4 PTK-440 p.158
PROFILE：金村連（かなむられん） p.175
イケメンを厚塗りで塗る
【GESSOLINI】使用ソフト：Photoshop CS6 タブレット：Bamboo CTH-470 p.176
PROFILE：GESSOLINI（げっそりーに） p.185
Column5：ゾンビの肌を塗る p.186
線画担当イラストレーター紹介：【女子高生】ica（いか）／【セクシーな女性】卯月／【イケメン】亀小屋サト p.191
奥付 p.192
◆デジタルイラスト色塗りメイキング講座
◆Paint! プロの技術がそのまま真似られる「塗り」にこだわるテクニックガイド誌
◆カラー＆ライト リアリズムのための色彩と光の描き方
】
