図録・人体の不思議
人体の精密な構造をみせるため、解剖学の見地から遺骸を樹脂加工した人体標本「プラストミック」の写真集。人によってはショックを受ける写真なので※グロ注意とします。
それまでのホルマリン漬けや剥製と違い、組織液を合成樹脂に入れ換える技術によってできた『プラストミック標本』になります。常温での長期保存ができ、臭いもなく、弾力があり触れることが出来る標本だそうです。
「ごあいさつ」から偉い先生方の序文が続き、26ページから全身標本→筋肉・骨格標本~と、各部パーツ・臓器ごとの写真が続き、胎児標本(3~10ヶ月)→病気の臓器で閉じる。
2002年から日本各地で開催された人体の不思議展(Wikipedia)の写真集なのだけど、展示会の方は遺体の入手方法に問題があるかも知れないとのことで中止になったりしています。とはいえ、人体の構造、リアルな質感を見ることができる写真資料かと思う。
ISBN-13: 9784990275617
▼目次(図録・人体の不思議)
ごあいさつ p.3
「人体の不思議展」に関心とご理解を p.5
健康であることの素晴らしさ p.6
近代医学・解剖学の夜明け p.8
『解体新書』前後の日本における人体解剖学 p.12
解剖の美学 p.16
芸術における肉体表現 p.20
もくじ p.24
全身標本 p.26
筋・骨格系標本 p.50
頭部標本 p.68
神経系標本 p.80
消化器系標本 p.102
呼吸器系標本 p.114
循環器系標本 p.122
泌尿器系標本 p.136
生殖器系標本 p.142
胎児と胎盤 p.150
健康と病気 p.158
医学用語 p.168
からだの検査値 p.173
索引 p.174
監修委員/奥付 p.176
◆An Atlas of Anatomy for Artists
◆人のからだ (ジュニア学研の図鑑)
◆HRギーガーARH+