一行にこめる言霊

 「一行力(いちぎょうりょく)」という本を読みました。これはワンフレーズで心に響く、言霊(ことだま)が宿ったような1行を集めた本です。著者の年齢が上なので聞いたことのないものもありますが、たいていは記憶に残っている一行ばかりで楽しめます。2章3章では一行力、つまりキャッチコピーの書きかたを解説している。

キャッチフレーズの書きかた
1.訴えたいことはなにか(すべて書き出す)
2.訴えたいことの整理整頓(似たものをグループ分け)
3.ターゲットを設定する(訴えたい人を具体的にする)
4.いろんな方向で考えてみる(キーワードを探す)
5.一行に込める(ことば遊び)

「ちゃっぷい、ちゃっぷい、どんとぽっちい」

 今でも寒くなると口ずさんでしまいます。ホッカイロのCMだったことくらいしか覚えていませんが、弥生語だったとは知りませんでした。

 弥生時代では「さ行」を「ちゃ、ち、ちゅ、ちぇ、ちょ」 「は行」を「ば、び、ぷ、ぺ、ぽ」と発音していた。という推測をもとに「寒い、寒い、どんと(が)欲しい」を変換したそうです。なんとなく聞いただけで意味が解って、耳に残ります。

 ポイントは「音韻」つまり五七調(または七五調)にしたことで響きがよくなり人々の共感をよんだ。まさに「言葉にはリズムがだいじだ」ということですね。

▼コメント
ろーりーさん 2006/10/24 16:08 編集
これはキャッチコピーのとおり「どんと」のCMでんがな。
「ホッカイロ」とはメーカーが違いまんがな。

ちなみに第2弾は太平洋戦争(?)版で「ちゃっぷい、ちゃっぷい、どんとギブミー」
第3弾はロシア語版だったような気がするが忘れました。
さなだむし 2006/10/25 20:27
ああ、ホッカイロは商品名か・・もうシャーペンみたいなもんでしょう
第2、3弾は記憶にないな~桂文珍だったのしか覚えてないな~
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