日本の森大百科 森林の写真集

 日本各地の森を網羅した森林の写真集。世界遺産の屋久島・白神山地から身近な雑木林まで650点の写真を収録。

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 大判で写真も多いですが、森の百科事典として解説もしっかりしています。第1章は人里に近い森、人工林。第2章は野生の森で、ブナの原生林から亜熱帯・森林限界など。第3章は森の生態、草木が森になり、どう風景を作るか。第4章、北は北海道阿寒湖周辺から南は沖縄八重山諸島まで、日本全国17ヶ所の有名な森を紹介。第5章は森林ウォッチングの知識や日本の森林資料を掲載。

 こうやって資料を観ると、下草が枯れて人が苦もなく歩けるような森は、巨木が育った古い森か、人が下草を刈った人工の林、里山なんだと知る。電車の窓から見える森はほとんど人工林で、本物の森は自然環境保護や保全地域に行かないと体験できないんだな。まさに「もののけ姫」のシシ神の森は貴重で、日本の国土は育てた人工林で覆われている。

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ISBN-13: 9784484004037
▼目次(日本の森大百科
プロローグ p.2
もくじ p.12
森への祈り まえがきにかえて p.14

第1章 人の暮らしに近い森 p.16
雑木林 p.18
 木々の表情 p.24
 雑木林の世界 p.28
 人間との関わり p.29
都市の森 p.30
 明治神宮の森 p.30
 皇居 東御苑 p.32
信仰の森 p.34
海岸の森 p.38
 岩場の樹林 p.40
 砂浜の樹林 p.42
 海と森のつながり p.42
湿地と川岸の森 p.44
 湿地の森 p.48
人工林 p.52

第2章 野生の王国・原生林 p.56
ブナを中心とした森 p.58
 森を構成する樹種 p.62
 ブナの森の魅力 p.66
シイ・カシを中心とした森 p.68
 照葉樹林の主役・イチイガシ p.70
 森を構成する樹種 p.72
 森の成り立ち p.76
亜熱帯・マングローブの森 p.78
 亜熱帯林 p.82
亜高山の針葉樹林 p.84
北海道の森 p.92
 森の主役・トドマツとエゾマツ p.96
森林限界の森 p.102

第3章 森の生態を知る p.106
パイオニアの樹木たち p.108
森の世代交代 p.114
森の生産と消費 p.118
森林が川を生む p.120
逆境に耐える p.124
風景から森を読む p.128

第4章 日本の森を歩く p.134
八重山諸島 やんばる【沖縄県】 p.136
屋久島【鹿児島県】 p.142
綾渓谷【宮崎県】 p.146
石槌(いしずち)【愛媛県】 剣【徳島県】 p.148
大山【鳥取県】 p.152
紀伊半島 大台ヶ原【和歌山・三重・奈良県】 p.154
芦生(あしう)【京都府】 p.158
上高地【長野県】 p.160
志賀高原【長野県】 p.164
八ヶ岳【長野・山梨県】 p.168
伊豆半島【静岡県】 p.170
日光周辺【栃木・群馬県】 p.172
月山(がっさん) 朝日連峰【山形県】 p.176
白神山地【青森・秋田県】 p.180
十和田 八幡平(はちまんたい)【青森・岩手・秋田県】 p.184
大雪山系【北海道】 p.188
阿寒湖周辺【北海道】 p.190

第5章 森と人間との関わり p.193
森林の利用 p.194
森を調べる 観察する p.198
制度として守られる森 p.202
森林の減少 p.204
森を育てる p.206

資料編
日本の代表的な自然公園 p.210
用語解説 p.212
索引 p.215
和名索引 p.218
あとがき p.220
参考文献・森を知るための本 p.222
奥付 p.224

樹皮ハンドブック
植物カット集2 木

▼コメント
ゴーストさん 2013/01/29 15:48 編集
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