構図で決める魅力的なシーンの描き方

 イラストや漫画の扉絵など、一枚絵を印象的にする「構図」をピックアップした参考書。

構図で決める魅力的なシーンの描き方構図で決める魅力的なシーンの描き方(漫画の教科書シリーズ No.12)

 巻頭はギャラリーです。本編でメイキングをしている11作品のカラーイラスト集になります。

 第1章「構図の基本」は、一枚絵を描く前に考えて、意識すること・決めること。構図の代表的なパターン(三角形・逆三角形構図、黄金分割)の紹介。ほか視線誘導やアングル・ライティングについて簡単に説明している。

 2章「作例メイキング」は、逆三角形・菱形・くの字・渦巻きなど、それぞれの構図の意図とそこからのメイキング11作品になります。いわゆる商業作品のカバーイラスト・ポスターに多い構図を取り入れている。キャラクターメインの8作品(岩元辰郎)・背景メインの3作品(祥介)。

 3章「着色テクニック」は、漫画の教科書シリーズお決まりのカラーメイキング1作品(2章の中の1枚)PhotoShop使用です。

漫画の教科書 No.12 構図で決める魅力的なシーンの描き方(誠文堂新光社)

 構図の文法については「構図エッセンス」に詳しく解説されています。その絵画の構図から、今のイラストに好まれ、よく使われているパターンを抜き出している。「くの字」とか「渦巻き」は、そこから工夫し応用された構図です。

 構図に悩んでいるなら、選別された9パターンなので参考になるでしょう。ただ、主役・脇役とか作品テーマやストーリー性の解説が、ごっそり抜けている。三角形とか三分割構図の図形的な側面だけでは、やっぱり物語的な面もないと構図としての組み合わせパターンが少なくなります。

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ISBN-13: 9784416212141
▼目次(構図で決める魅力的なシーンの描き方 漫画の教科書シリーズ No.12
もくじ(はじめに) p.2-5
Gallery カラー11作品 p.6-16

Chapter01 構図の基本 p.17
とにかく一枚イラストが苦手な人へ p.18
絵に距離感を持たせる:その1 p.20
絵に距離感を持たせる:その2 簡単な遠近法 p.22
横か縦か、絵の向きを決める p.24
三角形構図 p.26
逆三角形構図 p.28
画面を分割する構図 p.30
黄金分割(三分割構図) p.32
画面に方向性を持たせる p.34
目線の誘導 p.36
あおり p.38
俯瞰 p.40
ライティング:その1 p.42
ライティング:その2 p.44
画面を傾ける p.46
さまざまな組み合わせ:その1 p.48
さまざまな組み合わせ:その2 p.50

Chapter02 作例メイキング p.51
絵にインパクトを与える「逆三角形構図」 p.52
映画ポスター的表現が可能な「菱形構図」 p.62
あおり視点の「斜め構図」で迫力のある絵にする p.70
画面に奥行きをもたせる「逆三角形構図」その2 p.80
デザイン的な処理で見せる「くの字構図」 p.90
世界観を表すのに適した「三角形構図」 p.96
背景なしでも空間を生かせる「渦巻き構図」 p.104
さまざまな構図の組み合わせ p.114
目線を誘導しやすい「消失点構図」 p.128
落ち着いた雰囲気を生み出す「枠構図」 p.136
ダイナミックな絵に適した「湾曲構図」 p.148

Chapter03 着色テクニック p.161
まずイメージとなるベースの色で塗りつぶす p.162
影の色を調整していく p.166
ディテールアップでイラストを仕上げる p.172

さいごに/プロフィール:岩元辰郎祥介 p.175
奥付/編者:カラーズ有限会社 p.176

漫画の教科書シリーズ 一覧
漫画バイブルNo.2 構図破り編
巨匠に学ぶ構図の基本

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