人物デッサンの基本

 単純な線のみで形をとらえて、素早く描き上げるクロッキー。その手法と美術解剖学の知識をもって、人物デッサンをレベルアップするための教本です。

人物デッサンの基本人物デッサンの基本

 第1章、頭部(正面顔、うつむく、見上げる、顔の各パーツ、横顔、髪の毛)。2章、首から肩(7個の頸椎=首の骨、首に出る筋、肩幅と立体感)。3章、腕から手(腕の山・谷のライン、肘の形、肩の骨と筋肉の動き、手のしぐさ・微妙なニュアンス)。

 4章、胴体(胴の動きは5個の腰椎のみ、男女の体型差、脚の始まる所)。5章、脚から足(脚に出る骨、直立でも屈折した脚、膝の形、足の動き)。

 6章、全身(2-6-10-14歳-成人の頭身比率と体格の変化、ムーヴマン、同一ポーズの俯瞰とアオリ)。7章、着衣(服のシワ3種、曲げた肘・膝にできる放射状のシワ、スーツ・スカートのシワ、裸体に着衣、ダブダブの服をらしく描く)

人物デッサンの基本(ナツメ社)

 目次だけみると、今までのデッサン本にもあるパターンです。また、さらっと描かれたクロッキーをみてスルーしたくなるかも知れない。ですが、このデッサン本の秀逸なところは、デッサン上達に役立つポイントを的確に指摘するテキストにあります。

 ポーズ集など観て、やみくもに練習するよりは、観察するポイントや骨・筋肉がどうなっているか?を考えて描く方が実力が上がる。その考える所をアドバイスしてくれます。

 とくに解剖学を踏まえて正確に描くだけでなく、その先の人物画としての躍動感につながるような、描く側の助言が明解で素晴らしい。最終ラインは『ムーヴマンの概念』を理解して描ければ良いでしょう。

人物デッサンの基本中身01

人物デッサンの基本中身02

人物デッサンの基本中身03

人物デッサンの基本中身04

人物デッサンの基本中身05

人物デッサンの基本中身06

人物デッサンの基本中身07

人物デッサンの基本中身08

ISBN-13: 9784816350894
▼目次(人物デッサンの基本
はじめに p.2
もくじ p.3-6

1 頭部 p.7
頭蓋の変化 p.8
■年齢による頭蓋の変化 p.8
■頭蓋の変化に基づいた顔だちの変化 p.9
正面顔 p.10
■描き方の手順 p.10
■年齢を下げる p.12
SAMPLE:正面顔 p.13
正面少し斜め p.14
■描き方の手順 p.14
SAMPLE:正面少し斜め p.16
うつむく p.17
■正面顔との違い p.17
SAMPLE:うつむく p.18
見上げる p.20
■正面顔との違い p.20
SAMPLE:見上げる p.21
顔のパーツ p.22
■眼 p.22
■眼のアウトライン p.22
■鼻 p.22
■口 p.23
■耳 p.23
頭蓋の骨格からつくられる横顔 p.24
■横顔と頭蓋の骨格 p.24
■描き方の手順 p.24
■人種による横顔の違い p.25
SAMPLE:女性の横顔 p.26/男性の横顔 p.27
■男女の横顔の違い p.27
■横顔の個人差 p.28
斜めうしろ p.29
■気をつけて見る部分 p.29
■斜めうしろから横へ p.30
SAMPLE:斜めうしろ p.31
髪の毛 p.32
■描き方の手順 p.32
SAMPLE:髪の毛 p.34

2 首―肩 p.35
首(骨) p.36
■首を動かす骨 p.36
■頚椎と首の動き p.37
■まちがえやすい首の描き方 p.38
首(筋肉) p.40
■首の筋肉の種類 p.40
SAMPLE:首の筋肉の見え方 p.41
肩 p.43
■肩幅の取り方 p.43
■肩の立体感 p.44

3 腕―手 p.45
腕の形 p.46
■手背面 p.46
■手掌面 p.46
■橈骨面 p.47
■尺側面 p.47
SAMPLE:伸ばした腕 p.48
■腕の長さ p.49
■手を回す p.50
SAMPLE:ひねった腕 p.51
■腕を曲げる p.53
ひじの形 p.54
■ひじを動かす骨 p.54
SAMPLE:曲がったひじ(女性) p.55/曲がったひじ(男性) p.56
肩から腕への形 p.57
■肩の形をつくる骨と筋肉 p.57
SAMPLE:肩から腕へ p.58
■腕の可動性と背中の見え方 p.59
■腕を上げる p.60
■腕と背中の境目 p.61
手 p.62
■描き方の手順 p.62
■手の大きさ p.64
■手のしぐさ p.65
■手のニュアンス p.66

4 胴体 p.67
胴体の形 p.68
■胴体の形をつくる筋肉 p.68
■脊柱 p.69
体幹の可動性 p.70
■胴体を動かす骨 p.70
■骨盤 p.72
■胴体を描くイメージ p.73
SAMPLE:回旋 p.74/反る p.76/前屈 p.78/側屈 p.80/ひねる&前屈など、合わせ技 p.82
男女差やその他の体型の違い p.84
■男女差 p.84
■肋骨について p.85
脚はどこから始まるか p.86
■脚の骨と脚の始まりの筋肉 p.86
SAMPLE:脚の始まり p.86

5 脚―足 p.87
脚の形 p.88
■脚の形をつくる筋肉と骨 p.88
■脚の大きな流れ p.90
■脚の細かなディテール p.92
■男性の脚 p.94
■女性の脚 p.95
■ひざの形 p.96
SAMPLE:ひざ正面 p.96
■大腿骨の張り出し p.98
■大腿骨の変化 p.99
SAMPLE:大腿骨の変化 p.99/伸ばした脚 p.100/力をこめた状態・ゆるんだ状態 p.101/片脚重心 p.102/曲げた脚 p.103/組んだ脚・曲げた脚 p.105
足の形 p.107
■足の形をつくる骨 p.107
■腱がつくる足の表面 p.109
SAMPLE:足 p.111/足(動きやポーズによる変化) p.113
靴をはいた足 p.115
■甲のあいた靴 p.115
■甲をおおう靴 p.116
SAMPLE:靴をはいた足 p.117

6 全身 p.119
頭身比率 p.120
■年齢による体格の変化 p.120
様々な姿勢 p.123
■全身の可動箇所 p.123
■ムーヴマンをつかむ p.124
SAMPLE:片足重心 p.126/開脚立ち(左右) p.128/開脚立ち(前後) p.129/寄りかかる p.132/ひねる p.133/かがむ p.134/反る p.135/物を持つ p.136/走る p.137/ひざ立ち p.137/引っぱる・押す p.138/イスにすわる p.139/じかにすわる p.142/寝ポーズ p.146
俯瞰とアオリ p.149
■パースをつける p.149
■同一ポーズの俯瞰とアオリの変化 p.150
SAMPLE:俯瞰・アオリ(立ちポーズ) p.152/俯瞰・アオリ(すわりポーズ) p.155

7 着衣 p.159
服のしわ p.160
■3つのしわの基本形 p.160
SAMPLE:服のしわ p.161
■体の動きに合わせたしわ p.163
■こちらに向かうひじ、ひざ p.164
■スーツのしわ p.166
■フレア・プリーツの流れ p.167
■スカート丈と脚 p.168
裸体に服を着せる p.170
■裸体から着衣へ p.170
着衣の人物を描く p.172
■服の中の体の状態をつかむ p.172
SAMPLE:たたずむ p.172/腕を動かす p.174/片脚重心 p.175/開脚 p.176/動作 p.177/ダマシのある服 p.178/和服(着物) p.180/すわりポーズ p.182/じかにすわる p.186/群像 p.188
奥付 p.192

人体のデッサン技法
骨と筋肉がわかる人体ポーズ集
ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI

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