コピックをはじめよう

 初めてコピックで人物イラストをぬる人のための講座集です。

コピックをはじめようコピックをはじめよう 加藤春日・碧風羽のコピック基礎講座

 イラスト雑誌「季刊 S (エス) 9-29号」に、約5年に渡って連載された講座をまとめたものです。

 画材名は「カラーマーカー」で、商品名が「コピック」(Wikipedia)、使うシリーズは「コピックスケッチ」(.Too)となります。マーカーの使いやすさと、にじみ・ぼかし・色重ねなど、画材として表現力のある製品です。

 その自由度の高いコピックの塗り方を、漫画家「加藤春日」とイラストレーター「碧風羽」の凸凹コンビの掛け合いトークで教えてくれます。

 ゼロからのスタートということで、最初は線の引き方・ペンの持ち方から始まり、肌塗り・髪の毛・衣服の塗り~服のシワ~主線の色変えと、だんだん複雑な塗り方にレベルが上がっていきます。扱うモチーフも武器・アクセサリー・ケモノ・着物・水・革・光・羽など全21種の講座です。


コピックをはじめよう(飛鳥新社)
加藤春日&碧風羽がテクを伝授「コピックをはじめよう」(コミックナタリー)
書籍(イラスト技法書):ずっと気になってたコピック本。(あんころ餅屋。)

 1講座は1つのモチーフをメインにして、加藤春日・碧風羽のそれぞれにキャライラストを描いてもらいます。ペン入れした線画を用意して、使うコピックスケッチのナンバーを記した着彩計画表を提示し、手元の筆先を追ったメイキング写真で解説するという構成です。メイキングイラストは合計42枚にもなります。

 加藤春日は、シンプルなベタ塗り、またはタッチを活かしたデザインぬり。碧風羽は、コピックの特性を使ったテクニカルな塗り、混色を駆使したグラデーションぬり。で、これは役割分担なのかも知れません。

 教本なのに2人の掛け合いが……鼻に付くか?面白いと思うか?で印象が変わるでしょう。ただ技法書として解説するべき所は、しっかりしているので問題ないです。

コピックをはじめよう中身01

コピックをはじめよう中身02

コピックをはじめよう中身03

コピックをはじめよう中身04

コピックをはじめよう中身05

コピックをはじめよう中身06

コピックをはじめよう中身07

コピックをはじめよう中身08

コピックをはじめよう中身09

コピックをはじめよう中身10

ISBN-13: 9784864100670
▼目次(コピックをはじめよう 加藤春日・碧風羽のコピック基礎講座)
はじめに p.2
もくじ p.3
コピックスケッチ Color Chart p.4-5
基本の線と塗り p.6-10

Chapter01「肌を塗る」 p.11
Chapter02「髪を塗る」 p.24
Chapter03「衣装を塗る」 p.35
Chapter04「武器を塗る」 p.47
Chapter05「アクセサリーを塗る」 p.60
Chapter06「アンドロイドを塗る」 p.73
Chapter07「小動物・人獣を塗る」 p.84
Chapter08「服のシワを塗る」 p.95
Chapter09「男子を塗る」 p.107
Chapter10「着物を塗る」 p.119
Chapter11「水を塗る」 p.130
Chapter12「草を塗る」 p.141
Chapter13「光を塗る」 p.153
Chapter14「花を塗る」 p.164
Chapter15「主線の色変えでレトロを描く」 p.176
Chapter16「同じ色で全体のカゲを塗る」 p.187
Chapter17「にじみを多様した塗り方」 p.199
Chapter18「羽を塗る」 p.210
Chapter19「デザイン的な塗り方」 p.221
Chapter20「スイーツを塗る」 p.233
Chapter21「色彩表現」 p.246

おわりに/著者プロフィール
:加藤春日(コザクラインコ大好き女のブログ
:碧風羽(Last Orchesta) p.258
奥付 p.260

キャラ&背景がいきる マンガカラーテクニック
コミッカーズアートスタイル Vol.1
激マン7 画材テクニック

▼コメント
さいたさん 2014/05/01 20:05 編集
これは今時逆にレアでいいですね
さなだむし 2014/05/01 22:47
まさに今時なデジタル世代にとっては、逆にアナログへさかのぼるのもアリかと。
▼コメントを投稿する
名前
メールアドレス
URL
コメント
パスワード ※パス入力すればコメント編集できます