ジブリの背景「男鹿和雄」
ジブリのどこか温かく懐かしい風景を描いている男鹿和雄の画集です。
こうやって観ると子供の頃、校外写生で描いた風景の延長にある景色が背景になっているのだと思います。今はアニメの背景もデジタル化が進んでいるけど、水彩のおぼろな温かさはなくなって欲しくない。やはり水彩画の再現がどこまで出来るかがデジタル化の重要なポイントになるのでしょう。
「アニメーションも、そんなに大作でなくてもいいから、風景のスケッチを生かせるような作品ができたら」と目次にありました。時間に追われ、資料写真を見ながら背景を片づけていくのが現実なのだと推測します。トップのスタジオジブリですら、そんなゆとりがないのか?とは思いたくないのですが・・・
■ジブリの「世界」を描く男 男鹿和雄さんに聞く(YOMIURIオンライン)
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