日本の洋館 第4巻 大正篇2
洋館の写真集。大正期に建てられた西洋風建築の邸宅(12)を紹介しています。
日本の上流階級の家としてみると、宮殿のようなお屋敷は少なく、家族と数人の使用人が住む邸宅がほとんど。庭まで西洋風の庭園にしているところは・・・鳩山家か。洋館は主人の趣味がもろに反映するけど、鳩のマークといい、色使い・内装といい鳩山家はなんか納得してしまう。キャラそのままです。
ISBN-13: 9784062614849
▼目次(日本の洋館 第4巻 大正篇2)
はじめに 藤森照信 増田彰久
もくじ p.2
野口喜一郎邸(北海道) 抹香くさい名のオシャレな西洋館 p.6
谷口房蔵別邸(大阪府) 綿王の世にも珍しい村おこし洋館 国登録文化財 p.20
松風嘉定邸(京都府) これは向上心の強い人物が建てた家 国登録文化財 p.34
三輪善兵衛別邸(静岡県) ミツワの数寄屋はただもんじゃない p.42
和田豊治別邸(大分県) 変革期を生きた経営者の郷里の別邸 p.54
矢橋亮吉邸(岐阜県) 今や幻、国産大理石づくしの館 p.62
土岐章邸(群馬県) “パンの殿様”が造ったドイツ風西洋館 国登録文化財 p.72
大久保検治邸(栃木県) 大谷石の石材店が穿った「石の離れ」 p.84
小出收邸(東京都) 建築家の心意気が建てた大正モダン p.92
鳩山一郎邸(東京都) 政治のドラマを見続ける鳩の住む家 p.100
朝吹常吉邸(東京都) 尋常ならざるイギリス趣味の家 p.116
佐藤瀧次郎邸(青森県) 三戸の地に鄙(ひな)にはまれな西洋館 国登録文化財 p.126
掲載邸一覧(施主/竣工地/竣工年/設計者/現状および公開・非公開/現住所および問い合わせ先電話番号) p.142
建築家の系譜
片岡安 p.21 /武田五一 p.35
山本拙郎 p.55 /堀口捨己 p.93
岡田信一郎 p.101 /ウィリアム・メレル・ヴォーリズ p.117
奥付 p.143