Intuos4 サイズの選び方
Intuos4のサイズ選びのポイントは2つ
1.液晶モニター・ディスプレイのサイズに合わせる。
2.ペンタブレットの使い方を明確にする。
液晶モニター・ディスプレイのサイズに合わせる
Intuos4のサイズは「Small」「Medium」「Large」「Extra Large」の4サイズです。すべてが16:10のワイドサイズの入力(読取可能範囲)になります。モニター側が4:3のスクエアサイズだったり、最近多い16:9のワイドだとピッタリ使えず、空きができます。
サイズは絵を描く場合、使うモニターの大きさに近いものを選択してください。画面との差があるほど描き難くなります。とはいえ、intuos4にはプレシジョンモード(一時的に描画が二分の一になる)など補完機能があるので、タブレット慣れしていれば差があっても気にならない人もいる。初めてのタブレットなのか?と、現タブレットとの差も考えた方がよいでしょう。
ペンタブレットの使い方を明確にする
絵を描く、とくに下描き・線画からタブレットの場合、モニターとの差は少ない方が描きやすい。次に色塗り、トーン貼りだけなら、それよりもタブレットが小さくて構わない。逆に、写真補正やマウスの代用、持ち運びをするなら、より小さい方が便利です。机の設置スペース、普段はしまっておくなど、使うシーンを具体的に思い浮かべてから決断しましょう。
■Wacom Intuos4(ワコム製品紹介)
【Intuos4 Small PTK-440】
WACOM Intuos4 Small PTK-440/K0(付属ソフトなし)
WACOM Intuos4 Special Edition PTK-440/K1(付属ソフトあり)
Wacom Intuos4 Special Edition PTK-440/K2
※4/30発売。付属ソフトのPhotoshopElementsを『8』にバージョンアップ
ほぼA6ワイドの入力(読取可能範囲:157.5×98.4mm)です。写真補正やマウスの代わり、ノートPCとの持ち運びに便利です。逆に絵を描くには小さい。絵チャットや色塗りはいけるかもしれないけど、線画はきびしい。ノートパソコン専用と思った方がいい。
大きさ(外形寸法W309×D208×H12mm)、重さ約0.7kg、ファンクションキー6つ、表示ディスプレイなし
【Intuos4 Medium PTK-640】
WACOM Intuos4 Medium PTK-640/K0(付属ソフトなし)
WACOM Intuos4 Special Edition PTK-640/K1(付属ソフトあり)
Wacom Intuos4 Special Edition PTK-640/K2
※4/30発売。付属ソフトのPhotoshopElementsを『8』にバージョンアップ
Wacom Intuos4 Comic Edition PTK-640/K3
※付属ソフトをComicStudioPro 4.0とIllustStudioにしたデジタルコミックパック。限定販売2500台。
ほぼA5ワイドの入力(読取可能範囲:223.5×139.7mm)です。手首のスナップで描くサイズで、画面はノートパソコンから20インチくらいまでカバーできると思う。それ以上だと、入力と画面の差が縦横の長さで倍、面積で4倍差になるので描き慣れが必要でしょう。なんとか持ち運んだり、立て掛けて置けるサイズです。
大きさ(外形寸法W370×D254×H12mm)、重さ約1kg、ファンクションキー8つ
【Intuos4 Large PTK-840】
WACOM Intuos4 Large PTK-840/K0
ほぼA4ワイドの入力(読取可能範囲:325.1×203.2mm)です。肘を軸にした腕を使うストロークで描くサイズ。モニターは19~24インチが最適で、画面が小さい分にはクイックポイントモード(入力を描画エリアと全画面操作に分割)が使えるので、大は小を兼ねます。ただ、持ち運びには重く、設置に大きめの机が必要です。
大きさ(外形寸法W474×D320×H14mm)、重さ約1.8kg、ファンクションキー8つ
◆Intuos4 Large PTK-840レビュー
【Intuos4 Extra Large PTK-1240】
WACOM Intuos4 Extra Large PTK-1240/K0
ほぼA3ワイドの入力(読取可能範囲:487.7×304.8mm)です。Intuos3のPTZ-1231Wと同じサイズ。これだけオーバーレイシートが透明タイプなのも、CAD製図や地図作成が主な用途だからでしょう。22~24インチ画面がほぼ等倍になり、大きいポスター絵を描くとか、デュアルディスプレイ環境とか、特殊な使い方になると思う。
大きさ(外形寸法W623×D462×H28mm)、重さ約3.5kg、透明オーバーレイシート、本体とUSBケーブル直結
※「ほぼA●ワイドの入力」としたのはオーバーレイシートが、ちょうど「A●ワイドサイズ」だからです。それから縦横3~4mm枠で狭いのが「読取可能範囲」になる。アナログでも用紙ギリギリまで描く人は、そうは居ないので、気にならない差です。