漫画制作(作成)ソフトの種類
パソコンで漫画を描くソフトとしてはコミックスタジオとコミックワークス、そしてフォトショップの3つがあります。漫画原稿を専門に扱うのは国産ソフトの前2つ(コミスタとコミワク)で、昔からあるフォトショップは画像加工ソフトを応用して漫画画像に仕上げています。
●Comic Studio(コミックスタジオ)
ひとつのソフトでネームから印刷出力まで出来る漫画制作専用ソフト。ソフトの企画段階からプロの漫画家に使ってもらうことを目的にしているので、やたらに高機能な作りになっています。ゆえに高スペックを要求する不安定なソフトと評価されていたけど、バージョン3.0からWindowsXPとの組み合わせで安定してきている。そしてバージョン4.0では高機能よりも使い易さに重点をおき、実際に使いこなしてもらうことを目指しているようです。
■コミックスタジオ 4.0(ComicStudio.net/セルシス製品紹介)
◆コミックスタジオ4.0の違い
●COMIC WORKS(コミックワークス)
トーンなどの漫画用品のDELETER(デリーター)が販売する漫画制作ソフト。プロ作家向けのコミックスタジオと違い漫画を描くのに必要な機能にしぼって、低価格で使いやすいソフトになっています。わりと低スペックのパソコンでもサクサク動くようです。ただコミックスタジオEXにある高機能な作画補助ツールはありませんので、コミスタに使いたい機能はホントにはないのか?よく比較してから選びましょう。
■コミックワークス公式サイト>製品情報(DELETER)
■COMICWORKS Max Ver2 For Windows(amazon)
└COMICWORKS Ver.2:Maxからトーン600種類と1200dpi対応の機能を削ったバージョン。
●Photoshop(フォトショップ)
昔からあるソフトなので使っているプロ作家も多く、漫画やイラストの描き方の解説書もたくさん出ている。漫画専門ソフトではありませんが、一から描いて印刷原稿データまで出力することが出来ます。とはいえ高機能で複雑なソフトでもあるので、ペン入れした原稿を取り込んで仕上げに使う補助的な使い方が多いように思う。
外国製の画像編集ソフトを日本語版にしているだけなので、フォトショップでの漫画制作は先にある程度ソフトの習熟が必要になります。使い方も解説書によって違うので、Photoshopの機能を熟知した上で、自分の絵柄にあった描き方を解説書をたよりに探すことになるでしょう。価格も含めハードルの高い描き方だと思う。
■Adobe Photoshop CS3(アドビ製品情報)
◆Photoshop CS3