写真でたどるロシアの文化と歴史
かつての冷戦時代はソビエトとして対立し、今はロシアとして世界経済の一翼を担う、世界最大の領土を持つ大国。そのロシアの歴史と文化を多くの写真を使って紹介し、入門書としてまとめています。
写真でたどるロシアの文化と歴史 (「知」のビジュアル百科 32)
9世紀、キエフ・ロシアとして勃興したが1237年モンゴル軍に滅ぼされる。その後240年の支配で分裂した小国をまとめたのがモスクワ公国だった。それからひたすら領土拡大を続けロシア帝国になる。それはモスクワを中心としたリューリク王朝(860年頃~1598)と動乱を経て台頭した、ロマノフ王朝(1613~1917)が結局、ロシア統治のまとめ役でもあった。その後、第一次大戦の疲弊による不満と革命によって共産主義国のソビエト連邦が誕生し、約70年後、冷戦に敗北しロシア連邦に移行する。
■ロシア(Wikipedia)
■写真でたどるロシアの文化と歴史(あすなろ書房>「知」のビジュアル百科)
■【「知」のビジュアル百科】(あすなろ書房)
中国のように文明発祥の地で農耕民族だったら違ったかもしれないけど、6世紀頃に移り住んだ狩猟民族だったため領土を拡大し続けた。特に遮へい物のないシベリアに出てからはひたすらた侵略した。戦闘に有利な白人が他民族を従えることを歴史を徹して実践したともいえる。砂漠と山脈と長城がなかったらもっと拡大していたかもしれない。
他人の物は俺のものという何でも要求する気質を持ちますが、荒らしくも勇猛で美しくて優雅でもある。ロシア語はキレイな言葉だし、文化でも科学でも秀逸な人材を多く輩出している。ロシアの荘厳な荒々しさはアメリカのアバウトさとは違って惹かれるものがあります。建築物でも戦車などのメカモノでも惹かれるラインが多い。
▼目次(写真でたどるロシアの文化と歴史「知」のビジュアル百科32)
初期のロシア p.4 /広大な国土 p.6 /ロシアの人々 p.8 /豊かな天然資源 p.10 /農奴の生活 p.12 /ロシア正教 p.14 /皇帝の支配 p.16 /帝国の拡大 p.18 /宮廷の生活 p.20 /モスクワの教会 p.22 /サンクトペテルブルグの宮殿 p.24 /ボルシェビキ革命 p.26 /ロシア内戦 p.28 /スターリンの台頭 p.30 /ソヴィエト時代 p.32 /鉄道と工業 p.34 /科学の先駆者たち p.36 /メディアと通信 p.38 /偉大な文豪たち p.40 /美術とイコン p.42 /音楽と踊り p.44 /伝統ある工芸品 p.46 /子どもの生活 p.48 /国民の娯楽 p.50 /祭り p.52 /新生ロシア p.54 /索引 p.56