マンガの基礎デッサン 女のコキャラ編
今描いている女のコを『もう少しかわいくする』『もうちょっと工夫して魅力的にする』ための、描けるレベルに合わせた指南書です。
マンガデッサンは人をキャラと呼び、体をパーツ化して記号にしている。描き手にとって女のコキャラは好みのパーツを好きなライン(体型)に配置する、パズルゲームの様になっています。
今流行りの女のコのパーツ(目とか髪型とか)を細かく分類する。そのパーツが自然に収まるよう、頭身コントロールや基点とする描き方を詳細に解説していきます。苦手とするパーツや体のライン、全体のバランス感覚などを拾い読みする内容になっている。
前書「マンガの基礎デッサン デフォルメ編」と同じくゴーオフィス制作です。森田和明氏を中心にした複数作画も変わらず(反対の絵柄として必要と書いてある)。「スーパーマンガデッサン」シリーズを全部持っていると内容の違いを探すのが大変です。新しい試みといえば、おっぱいの詳しい(乳輪・揺れ方などの)描き方とか、作家の好みで分かれる4つのキャラ体型などはネタとして面白かった。
■マンガの基礎デッサン 女のコキャラ編(HobbyJAPAN)
ISBN-13: 9784894259126
▼目次(マンガの基礎デッサン 女のコキャラ編)
女のコはみんな美(微)少女
顔 デフォルメでキャラを変身(ヘンシン)
体 すべての変身キャラも、基本はハダカ
全身 ハダカの基本は頭身バランス
もくじ p.10
本書の使い方 p.12
第1章全身の作画 p.13
1/2の法則 p.14
頭身の法則 p.16
頭の数で数えるから頭身といいます
頭身に応じて変わるプロポーション
代表的な頭身
立体を意識して頭身を利用しよう
頭身が端数になるわけ
頭身を利用して描く手順
スタイルバランスの調整
チビキャラ変身 p.28
子どもと大人 p.30
体のバランス
顔のバランス
顔に応じたカラダを描こう
作画の現場~森田和明の作画術~ p.34
森田和明氏 一問一答インタビュー
第2章顔の作画 p.45
顔の描き方 p.46
顔のバランス
作画の手順
顔のパーツを学ぼう p.52
パーツの位置関係をとらえよう
目
鼻
口とくちびる
耳
キャラづくりは髪型から始めよう p.76
ヘアスタイルによる変身効果
髪の毛から描こう
髪の毛を描く手順
ヘアスタイルを決める7つの要素 p.82
1.ボリューム
2.長さ
3.髪質…ストレートとウェーブ
4.髪の色
5.しばる・結ぶ
6.アイテムを使う
7.左右対称と非対称
髪型を決めるときの考え方
第3章体の作画 p.107
ボディを学ぶ p.108
曲面をとらえよう
構造と部分の名前
魅力的な上半身と手を描こう p.112
上半身の作画
手を描こう
魅力的なバストを描こう p.126
構造と特徴
乳房の作画
乳頭と乳輪の作画
形のいろいろ
乳房の動き
バストラインを美しく見せる演出
魅力的な背中を描こう p.138
うつ伏せポーズを描いてみよう
背中の表情
ひねる・反る・曲げる動きを描こう p.144
モデル立ち…S字ひねり
かがんでひねる
ひねる…ふり向く動作
弓なりに反る動き
まるまる動き
魅力的な脚を描こう p.150
脚線をとらえよう
脚を動かしてみよう
すわるポーズの脚
足を描こう
4つの体型 p.162
基本スタイルの描き分け
性格を反映した動きを描いてみよう
存在感と躍動感のあふれる作画 p.172
肉感的なボディ表現
アオリ効果によるボディ表現
アクションするボディ表現
プロが意識するキャラデザイン p.180
森田和明の習作デッサン集(カバーイラスト案) p.185
あとがき p.191
奥付 p.192
作画スタッフ:森田和明、瓦屋根、戸屋奈緒美、桔崎昂、緑川いづみ、いっち、雪野泉、丸杜、ゆず、3265、ラミ、坂井大介、佐野瑞紀、燕幽散人、和田歩美、木村太一、灯夜、小野彩花、新城拓也、猫(Mao)、大八木のん、ちくわ、Siny、ASK、林 晃[Go office] /協力:日本工学院専門学校