スーパー表現デッサン

 キャラクターにドラマ性を持たせ、世界観が描かれるほどの「表現力」。素人とプロの境目になる「キャラが起つ」レベルになるための指南書です。スーパーマンガデッサンシリーズの8冊目。

スーパー表現デッサンスーパー表現デッサン テーマとモチーフを伝えるデッサン編

 第1章は体の各パーツ、2章は全身の作画と、目次を見ると今までの反復ようでもありますが、必ず+αで表現力アップ・描き慣れからくる勘違いや修正法など、上級者向けのアドバイスがあります。3章は正確なデッサンより、らしく描くこと、デフォルメしても魅力をアップさせるような表現力・伝達法を指南します。4章はプロが仕事としてテーマとモチーフを示されて、キャラクターイラストを制作する試行錯誤を追います。

 さすがにもう入門書のレベルではありません。内容も「スーパーキャラデッサン」の次というか、上位の位置づけになる。作例もほとんどを達者なプロ2人で作画しています。絵柄は「リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座」のように理想体型8頭身を志向するリアルタイプのように思う。

スーパー表現デッサン(グラフィック社)

 本書にはマンガデッサンの顔「森田和明」氏が参加していない。ほとんど同時発売の「マンガの基礎デッサン 女のココスチューム編」があったからでしょう。でも今回、プロと素人の表現力の差を示したのだから、次はプロと人気絵師の差、萌えというか個性というか、一般人が見ても「○○さんの絵だ」と判る華やかさの秘密を説いて欲しい。そのヒントになるモノが「表現力」の中に見てとれた。

スーパー表現デッサン中身01
 
スーパー表現デッサン中身02
 
スーパー表現デッサン中身03
 
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ISBN-13: 9784766120875
▼目次(スーパー表現デッサン テーマとモチーフを伝えるデッサン編
顔はドラマだ p.2
キャラの作画はドラマづくりである p.4
ドラマを含んだ世界観が描かれてこそのマンガデッサン…それが表現デッサンである p.6
もくじ p.8
はじめに~それらしく描くために p.10

第1章 パーツデッサン 部分を学ぼう p.11
顔をとらえる p.12
顔は目鼻の舞台である/ アタリ、丸バッテンから描く手順/ 同じ顔を描いてみよう/ いろいろな顔を描いてみよう/ 感情表現…表情の変化から学ぶ顔パーツ
体をとらえる p.36
体全体のバランス/ 体をパーツに分けてとらえよう/ 体の描き方~アタリ画法~
首にこだわる p.42
首の描き方/ 首の太さ・長さ・つき方/ 首の動き
肩にこだわる p.50
肩の描き方/ 肩の動き
腕にこだわる p.56
腕の描き方/ 腕の動き
胴体にこだわる p.64
胴体の描き方/ 胴体の動き
脚にこだわる p.72
脚の描き方/ 脚の動き…すわるポーズ
手にこだわる p.78
手の描き方/ 手の動き/ 手のポーズ/ 手の芝居
足にこだわる p.90
足の描き方/ カカトと足の裏

第2章 全身の作画と修正デッサン p.97
こだわりの全身ポーズの作画 p.98
骨肉デッサン/ 皮づけデッサン
いろいろな修正 p.102
立つポーズ/ すわるポーズ/ 寝るポーズ
アオリとフカン p.118

第3章 キャラ表現デッサン p.121
おとなと子どもの違い p.122
身長差/ 顔の違い
子ども p.128
赤ん坊/ 幼児/ 小学生
青年・若者 p.136
中高生
壮年 p.141
おじさん/ おばさん
老人 p.148
顔の特徴/ 立つ・歩く
動きの表現 p.154
歩く/ 走る/ セクシーなポーズ

第4章 自分らしさを描いてみよう p.163
テーマを決めて描いてみよう p.164
「髪」をテーマに描いてみる
イラストは試行錯誤の結果である
イラストが生まれるまで p.170
1.きっかけはラクガキだった
2.調査を開始
3.イメージを試作する
4.鳥をいろいろスケッチしてみる
5.再チャレンジ
6.もっと気楽に描いてみる
7.翼をモチーフにした発想
8.さらに発想を広げてみる
表現デッサンの実際 p.188
あとがき p.191
奥付 p.192
作画:瓦屋根(かわらやね)、竜田(たつた)、林晃(はやしひかる)/Go office

スーパーマンガデッサンシリーズ
マンガの基礎デッサン シリーズ

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