人気「美姫」絵師に聞いてきた彼らが巧くなった理由

 イラストレーター6名に、絵が上達する方法をアドバイスしてらう、絵師のためのインタビュー集。

人気「美姫」絵師に聞いてきた彼らが巧くなった理由人気「美姫」絵師に聞いてきた彼らが巧くなった理由

 イラストレーターや漫画家として活躍する絵師6人(カントク、小梅けいと、和遥キナ、深崎暮人、三嶋くろね、H2S04)、順番に1人1章でQ&A形式にて掲載されています。カントクが最多68ページで、他の方は10~20ページほどになる。

 インタビュアーも絵師で、かなり突っ込んだ的確な質問を、根掘り葉掘り訊いていきます。「絵を描くのって、実は楽しくないんです」という回答をプロから引き出している。上辺だけの取材では決してありません。

人気「美姫」絵師に聞いてきた 彼らが巧くなった理由(秀和システム)
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 共通項としては、描き続けること。他人に見せる事を前提に、課題をもって1枚1枚完成させること。になりますが、それ以外は結構違う。描き始めたきっかけも、プロになる覚悟も、上手くなったと実感するこだわりも、そして描き方も。

 多くの助言となるところ、手遅れなところもあって、読む人それぞれに『金言』となる言葉を探す本になるかと思います。

 「今の絵」と「昔の絵」を比べて載せているのですが、本当に下手くそに見える絵は1つだけです。そこはちょっと・・・「昔の絵」のレベルになるにはどうするの?と訊いて欲しかった。

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ISBN-13: 9784798032290
▼目次(人気「美姫」絵師に聞いてきた彼らが巧くなった理由
まえがき p.3
もくじ p.4

Chapter 1 カントク5年目の放課後) p.6
「せっかく流行りについていける感性があるのなら、その間は流行りについていった方がいいんじゃないかな」
絵を描き始めたのは「アニメの模写」から p.8
「仕事って全部繋がってるんだなって」 p.12
サークル活動と同人活動 p.14
「HPでの交流は、ファンサービスというよりは話しかけてきてくれて嬉しかったのが動機ですね」 p.19
ライトノベルへの進出と仕事の拡大 p.23
「最初はすごくちっちゃく、棒人間みたいな感じで描くんですよね」 p.25
「ラフ工程は、時間はかからない、でも一番頭を使わなくちゃいけないところなんですよね」 p.28
構図は構図、塗りは塗りと段階を分けて作業しますね p.29
「3次元と2次元では、頭身バランスも違うんですよね」 p.32
デジタルの作業環境は、一度慣れると変えにくい p.36
塗り工程や色の調整についてはレイヤーを活用 p.38
服の塗りも多角形ツールで p.42
新たなチャレンジについては? p.45
「流行や、他の作家さんからの影響は積極的に取り入れています」 p.46
「背景のデザインは名刺デザインなどが参考になります」 p.48
独自の製作のコツなど p.52
多角形ツールで実際どう描いている? p.55
キャラクターはどんな順番で描く? p.56
描く際の決まりごとはある? p.57
練習するときは、沢山描くべき?一枚ずつ完成させるべき? p.60
モチベーションの維持はどうしている? p.64

Chapter 2 小梅けいと原典皆既) p.74
「アニメの模写はとても役に立ちました」「上京してからは、絵以外の仕事はしたことないです。絵の仕事を取ってきて、仕事で絵を描いたら、上手くなるのも早いです」
プロになるまで p.76
上達を意識した描き方とは? p.79
絵の仕事で食いつなぐということ p.81
どこから描き始めるかは、シチュエーションと見せたいものによって違う p.82
美大出身者や3DCGは脅威? p.84
モチベーションの上げ方について p.86
作業環境について p.87
上達に必要なのは「質と量の両立」と、そのためのモチベーション p.90
デジタルでの「トライ&エラー」がモチベーションを持続させる p.92
イラスト制作の工程 p.93

Chapter 3 和遥キナ僕と君と架空世界と) p.98
「理想は、『頭を使って描く』ことと『終わってから分析する』こと。才能ではなく、『研究・分析・観察』です」
イラストを描き始めるまで p.100
美少女イラストを描き始めるきっかけ p.102
上達した理由は? p.104
「仕事でやるっていうことは、お客さん目線で仕事をしなければならない」 p.106
「絵を描くのって、実は楽しくないんです」 p.108
らくがき止まりではなく、最後まで完成させるメリット p.112
才能ではなく「研究・分析・観察」で描く p.114
実際に絵を描く過程 p.116

Chapter 4 深崎暮人Cradle) p.118
「自身が満足するレベルで完成した絵を自分の好きな作家さんの絵とならべてみるんですよ。で、どっちが良いの? って自問して「自分の絵が良い」って思えるまで描くんです」
今の描き方に至るまで p.120
5年前に再起してから考え方を大幅に変えた p.122
理想の絵は頭の中にあるはず! p.124
時間を縮めるには p.127
イメージしたものを絵に表現するにはどうすればいい? p.128
「上達=商業で成功すること」ではない? p.130
作業環境について p.132
絵の参考にする資料について p.135
楽しい時間は? p.137
この仕事は肉体労働なのに、体力がどんどん落ちていく p.138
描くときのコツなどは p.139

Chapter 5 三嶋くろね白髪教団(しろかみきょうだん)} p.140
「練習については、毎日何枚も何枚も描き続けると、自然に手が動いてくれるようになると、私は思います。私はシャープペン絵でずっとそれを続けました」
描き始めたのは幼稚園の頃から p.142
上達したい気持ちは子供の頃からずっと変わらない p.143
練習方法は「ひたすらシャープペン」 p.144
仕事で絵を描けるようになったきっかけはPixiv p.146
上達のポイントは「誰向けに描くのか意識する」こと p.147
絵を描くときに順序は決めている? p.149

Chapter 6 H2SO4Island of Horizon) p.152
「韓国でも、漫画やアニメはたくさん見ることができるんです。韓国の作家が描いたものも沢山ありますし、日本の作品も多く翻訳されていて、作家としてとても影響を受けています」
韓国でイラストを描き始めたのは? p.154
好きな作家さんの絵はきりがないほど沢山見ています p.155
プロとして仕事をするきっかけはゲーム会社からのオファー p.157
上達のきっかけは大学時代の練習にあり p.158
上達にあたっては何をすべきか? p.160

用語解説 p.162-166
あとがき p.167
奥付/インタビュアー:べたにゃ /カバーイラスト:和遥キナ p.168

イラスト上達マガジンtouch[タッチ] VOL.04
コミックイラストレーションガイダンス! 乙女の祈り編
絵師100人

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