ファンタジーの世界を描く 建造物編
ファンタジー作品に独特の世界観を持たせる、創造的な建物の描き方について整理された教本です。
同じ著者の『ファンタジーの世界を描く 景観編』の続編。主に自然の景色を解説した『景観編』から、異世界の建物を創造する『建造物編』になります。
第1章は建築入門で、ファンタジー世界のモチーフに使われやすい建築様式7つ(中東、ロマネスク-ゴシック、メソアメリカ、バイキング、アジア、近未来)を詳しく紹介します。2章は建物を主題にしたイラストの描画テクニックで、ライティング・雰囲気といった表現まで解説する。
3章は建物のリアルな質感表現に不可欠な『ディテールとテクスチャ』についてです。作例資料として木材・レンガ・大理石に始まり、絵タイルや風化・火と煙によるダメージまで紹介します。4章は5人のアーティストによる実際の制作手法を、手順にそって解説するメイキング集になります。
■ファンタジーの世界を描く 建造物編(ボーンデジタル)
キャラクターが入るのを前提にした背景画とも違って、風景だけで、しかも想像で描いて魅せるレベルに持っていく。建築形式・歴史・風土にその時の天候まで考慮して、雰囲気を出して、ドラマ性を盛り込んで、1枚絵の中に物語を入れ込む。まさに『ファンタジー世界を創る』作業なんだと、感想くらいしか述べられないレベルでございます。
ISBN-13: 9784862461315
▼目次(ファンタジーの世界を描く 建造物編)
もくじ p.5
前書き p.6
本書について p.6
CHAPTER1 建築入門 p.9
中近東建築 p.10
中近東のディテール p.12
ロマネスク建築 p.16
ロマネスクのディテール p.18
ゴシック建築 p.22
ゴシックのディテール p.24
メソアメリカ建築 p.30
メソアメリカのディテール p.32
バイキングの建築物 p.36
アジアの建築 p.38
アジアのディテール p.40
現代建築と未来建築 p.46
現代建築と未来建築のディテール p.48
CHAPTER2 イメージ制作のテクニック p.53
光、影、明暗、形状 p.54
遠近感、距離、奥行き p.58
構図とコンセプト p.62
色彩理論と色の使い方 p.66
雰囲気とドラマ p.70
CHAPTER3 ディテールとテクスチャ p.75
従来の画材 p.76
デジタルの画材 p.78
1.木材 p.80
2.木材の接合部 p.84
3.石造りとレンガ造り p.86
4.草ぶき p.90
5.漆喰 p.91
6.大理石 p.92
7.風化と老朽化 p.94
8.モザイクと絵タイル p.96
9.火と煙によるダメージ p.98
CHAPTER4 独創的な世界を目指して p.101
明暗の層を作成する:Rob Alexander p.102
雰囲気を描き出す:Anthony Scott Waters p.106
光を描く:Lorenz Hideyoshi Ruwwe p.110
アイデアを練る:Stephen Hickman p.114
奥行きを設定する:Rob Alexander p.118
ドラマを作る:Tom Kidd p.122
索引 p.126
謝辞 p.127
奥付/著者:Rob Alexander p.128
いつも本選びの参考にさせてもらっています。
アフィリエイトのことでお尋ねしたいのですが、ジュンク堂を追加する予定はありませんでしょうか。
これまでこちらを参考に本を購入する時はAmazonへのリンクをクリックしていましたが、これからジュンク堂も使おうと思うのでそちらへのリンクがあればと思い質問させていただきました。
お時間のある時でもご回答いただけましたらありがたいです。
大変お待たせしました、なんとか
専門書が充実していて良い書店かと思います。
追記:ジュンク堂書店とのアフィリエイト提携は終了しました。申し訳ありません。