Intuos4 Large PTK-840レビュー
書き味(描き味)の感想
発売前のメディア側レビューで「描いた瞬間、“違うな”って思った」というのが、素直な感想です。付け加えて、2時間も使えばIntuos3には戻れなくなります。それほどIntuos3と比べても体感で違いがある。
この違いは第2世代チップセンサー、とくに軽いタッチで描ける1gON荷重の機能が大きいように思う。正直、Intuos3で描き味については限界で、なかなかIntuos4が発売されないのも、そのためだと考えていた。それを真正面から突き抜けた感じです。
▼Intuos4 Large PTK-840
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■Wacom Intuos4(ワコム製品紹介)
■「描いた瞬間、“違うな”って思った」漫画家の卵がワコム「Intuos4」を試す(ITmedia)
Intuos4グリップペン
Intuos3のペンと持ち味は大きく変わっていない。より短くなり、ラバーグリップが少し固く、滑り難くなった。大きな収穫は極太のラバーグリップに交換できること。適度に重さもあって、軽い握りとタッチで描けます。Intuos3のラバーグリップと太さは同じですが、長さが違うので、そのままでは交換できません。
標準ポリアセタール芯
標準シートがマットタイプになったのでツルツル感がなくなり、標準芯と標準シートで紙に描くようなベストの摩擦係数です。
ハードフェルト芯
Intuos3フェルト芯の耐久性をアップした物のようです。描き味はやっぱり細いサインペンで描くようなキュッキュッな感じ。
エラストマー芯
これが新型の最高摩擦係数の芯。硬いなかにも弾力があり、例えるなら「高級万年筆でサインしている」ような感覚です。文字を綴るには気持ち良いでしょうが、絵を描くにはどうだろうか?
ストローク芯
Intuos3の芯とまったく同じ。
芯は全てIntuos3のものと長さ・太さとも同じなので双方に装着が可能でしょう。耐久性や描き味に、どう影響するかは分かりませんが・・
タッチホイール
Intuos3のゴミが溜まるだけの溝と違って使えます。このグリグリ感のスクロールは気持ちイイ。ただ期待していた原稿の回転はPhotoShopだけのようです。そもそも初期設定はPhotoShop CS4の操作に最適化されている。
ファンクションキー
片側に8つまとめてくれたのでフルに使えます。好きな名前で登録し、淡い光の有機ELディスプレイに表示される。しかし、8つは少ない。PTK-840はスペースあるから20キーくらいつけて欲しかった。他のレビューで『キーが硬い』とあったけど感じなかった。Intuos3と押し比べてもカチカチ音がしないだけで反応は同じ、個体差なのだろうか?
プレシジョンモード
設定したキーを押している間、描画が二分の一になるモード。描画速度を遅くしてどうするの?とか思ったけど、やってみると使えます。目や髪の毛など拡大してきれいな線にしたい箇所が、そのまま描ける。ゆっくりときれいな線を描けることが、逆に時間短縮になるとは驚きました。
縦表示×A4原稿として使う
読み取り可能な入力サイズはほぼA4ワイドになります。右利き・左利きだけなく、操作パネル部分(タッチホイール+ファンクションキー)は上でも下でも使える。90度回転可能なワイド液晶ディスプレイなら漫画原稿のように縦で描ける。液晶を22インチワイド(予定)にしたらやってみたいです。
今思えばIntuos3に満足しつつも、紙に描く爽快感が好きで、下書きだけは紙にしていた。しかしIntuos4は、その『爽快感』までも再現しているようだ。書き味という、人によって感じ方の違う『主観』で、ここまで最大公約数の意見を集約し、製品に反映させたwacomに感謝したい。
ペンはグリップがよさそうですね。ペン立てがインクつぼのように見えてちょっとカッコイイかも。実用性もあるし。
私はキーボードのショートカットを使うのでintuosについているキーは使わないのですが、ちょっと試してみたいなと思いました。
世の中どんどん便利になっていきますねぇ…( -ω-)
intuos4のグリップペンなら、夏場ヌメヌメしないかもしれない。このラバーグリップの改良は好いです。
>ペン立てがインクつぼ・・・
寝ぼけて誰かやらないかな~
グリップペンを本物のインクつぼに浸けて・・
シャーペンをintuos3にガリガリやったことがある。