写真集 銀河
宇宙に浮かぶ天文台「ハッブル宇宙望遠鏡」がとらえた『銀河』の写真集。
銀河―宇宙に浮かぶ不思議な天体 ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚きの宇宙
1990年、ハッブル宇宙望遠鏡はスペースシャトル「ディスカバリー号」によって打ち上げられ、地上600キロの軌道上に設置された。チャレンジャー号の爆発事故により計画は4年遅れていた。その後も、設計ミスで予定の性能が出なかったり、観測機器・太陽電池パネルの交換など苦労して運用されている。しかし、それらのトラブルが些末なことに感じられるほど大きな成果を上げている。
大気の影響を受けない宇宙空間に設置された望遠鏡は、恐ろしくクリアーで美しい星々の写真を提供してくれる。それはもう素人が観ても判り、星座図鑑ではなく一般向けに写真集が出せるほどです。
特に『銀河』は星空でも最も遠く、ボヤけやすいのでハッブル望遠鏡の高解像度写真は、日本が誇る「すばる望遠鏡」のものがピンぼけに見えるほど違う。クリアーな銀河の写真は見飽きない絵画を観ているようです。
大図版の写真がメインになりますが、その解説文も普通に解りやすい。多くの宇宙を舞台にしたアニメ作品に銀河が出てきます。それらの参考資料になり、ブラックホール（のある場所）や重力レンズの生写真がきれいに写っていることは貴重かと思う。
▼目次（ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚きの宇宙 銀河）
はじめに p.2
Thanks To（画像使用協力） p.4
もくじ p.5
銀河の発見 p.6
銀河の距離 p.8
距離と時間 p.8
銀河の分類 p.10
第1章銀河の表情 p.11
M51 子持ち銀河 p.12
M81 p.16
M104 ソンブレロ銀河 p.19
M101 p.22
NGC1672 p.24
NGC1300 p.26
NGC3949 p.28
NGC3370 p.29
NGC4013 p.30
NGC891 p.30
NGC4565 p.31
NGC4414 p.32
NGC4314 p.33
NGC1512 p.34
NGC6782 p.35
NGC1313 p.36
NGC1365 p.37
NGC4881 p.38
IC10/Wolf-Lundmark-Melotte Galaxy/NGC6822 p.39
大マゼラン銀河 p.40
小マゼラン銀河 p.42
NGC1705/NGC4449/NGC1427A p.44
レンズ状銀河NGC5866 p.46
第2章奇妙な銀河 p.47
AM0644-741 p.48
触角銀河 p.50
M64 ブラックアイ銀河 p.52
Arp87 p.53
ケンタウルス座A p.54
NGC2207/IC2163 p.56
HCG87 p.58
ステファンの五つ子 HCG92 p.59
NGC4676 NGC1410/1409 p.60
車輪銀河 ESO 350-G040 p.61
極リング銀河NGC4650A p.62
UGC06741/06472 p.63
NGC1316 p.64
ESO510-G13 p.66
NGC6745 p.67
NGC4622 p.68
UGC10214 p.69
NGC7742 p.70
HOAG天体 p.71
NGC1275 p.72
Circinus銀河ESO097-G013 p.73
M82 p.74
3C273とさまざまなクェーサー p.76
銀河中心の巨大ブラックホール p.79
第3章宇宙の謎と銀河 p.81
Abell2218 重力レンズ p.82
Abell2667 p.84
アインシュタイン・リング p.86
Abell1689 重力レンズ p.88
クェーサーの虚像 p.90
Lynx Arc p.92
JO33238-275653 p.93
CL1358+62 p.94
その他の重力レンズ p.95
ダークマター p.96
第4章最果ての銀河 p.99
RDC1252.9-2927 p.100
IE0657-56 p.101
CL0939+4713 p.102
MS1054-03 p.103
ハッブル・ディープ・フィールド（北天）HDF-N p.104
ハッブル・ディープ・フィールド（南天）HDF-SとGOODS CDF-S p.106
ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドHUDF p.110
第5章資料データ p.113
ビッグバンと銀河の誕生 p.114
ダークマターと銀河の形成 p.116
相対性理論と宇宙 p.118
宇宙の大規模構造 p.120
宇宙スケール p.122
HST・ハッブル宇宙望遠鏡の概要 p.124
ハッブル宇宙望遠鏡の観測装置 p.128
宇宙望遠鏡の運用システム p.130
次期宇宙望遠鏡 p.131
銀河データ p.132
全天チャート p.136
索引 p.138
奥付 p.144
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