風の谷のナウシカ 絵コンテ
スタジオジブリは「風の谷のナウシカ」を製作するために作られた会社だった。また原作の漫画版「風の谷のナウシカ」も長編アニメを作りたかったら原作があった方が説得しやすいという理由で、漫画家はあきらめた監督が描いている。始まりからして複雑なこの作品はいろいろな角度から見ることが出来て面白い。
「風の谷のナウシカ」のヒットで世間に「宮崎駿」の名が知れ渡る。でも製作段階では立ち上げたばかりの製作会社で、作品は異世界SFモノという全てのシーンに説明が必要なほどの内容で、絵コンテはきわめて丁寧に描かれている。
絵コンテをみると冒頭から「腐海」という概念を説明するために膨大なシーンを割いています。いくらファンタジー作品が多くなっても世界観の演出は御座なりしてはいけないということが解る。一方、1本の娯楽映画に収めるため「ドルク」や「クシャナの扱い」など漫画版を知っていると悲しくなるような削除もしている。
しかしその結果、「ナウシカ」というキャラが異様に際だち「自然との調和」「環境保護」「エコブーム」などなどと時代の風に乗って頂点を極めてしまう。ここはだれも計算していない相乗効果で、娯楽映画を超えた部分でもある。
技術的にも、オームの動きやバカガラスの飛行シーンなど新しい試みがされたし、ドロドロの巨神兵を描いたのが後の庵野監督だったりと話題もたくさんあります。ほんと、いよいよネタに困ったら「クシャナ戦記」でも作ってくれないかと密かに期待している。
▼目次(風の谷のナウシカ絵コンテ)
絵コンテの見方 p.4
用語解説 p.5
Aパート(カット1~384) p.7
Bパート(カット385~813) p.153
Cパート(カット814~1135) p.287
Dパート(カット1136~1558+E1~19) p.403
資料編 p.551
絵コンテと本編の違い(欠番一覧) p.552
エンディング(変更後の絵コンテ) p.553
STAFF&CAST p.560
DATA p.562
アニメーション画面処理について p.563-576
付録:月報2001年6月(冊子12ページ)
川上弘美 p.2-4 /作品論 おかだえみこ p.5-12
内容に関しては観てないから何とも言えないけど、
千と千尋みたいに1人で何度も行くという現象が
起こらなかった・・・て事なんだろうか。
ていうか千と千尋が異常にスゴかったよね~。
とりあえずこれからはその新監督さんもやっていくんだよね。
色んな意味で楽しみだのぅ。
う~ん、聞いたこと覚えとらんけど・・・。
そんなに強く主張してたんだ。
やっぱウチ等の年代はナウシカが1番なんかなぁ。
オイラも漫画持ってたけど、いつの間にか捨てられちゃってた。
悲しひ・・・。
そういえば以前、ゲド戦記は失敗した・・・みたいな話を色んな人に聞かされたけど、そうなの?
でもそれならそれで是非観てみたい。
TV放映はそろそろかなぁ。
ただ比べる対象が高すぎる。才能があるにしても、いきなりオリンピックで金になることを義務づけられたものだから・・・
絵コンテは見たけどきれいだった。あれからどんな本編になるのか楽しみだ。
昔から言っているだろう。