中世ヨーロッパ騎士事典
子供向けかと思いきや、大人が資料目的に観ていることが多い図鑑シリーズです。
騎士の登場から凋落、戦時と平時の違いからファッションにいたる日常まで、写真で詳しく紹介しています。明日から「騎士」になれそうなくらいの図鑑です。
ローマ帝国崩壊後、東からヨーロッパに馬に乗って侵入した蛮族。9世紀、その中で勢力を築いたカール大帝が代々騎馬の戦士たちに土地を与え騎兵を増やしたのが、騎士の始まりです。それから17世紀に、甲冑を貫く銃の発達と、必要な時に金で雇える職業兵士の増加によって騎士が凋落するまで騎士道が続きます。
■中世ヨーロッパ騎士事典(あすなろ書房>「知」のビジュアル百科)
武士道もそうですが、このシステムは自分たちの領主が戦時には先頭立って護ってくれるという、実質個人が持てる最大の権利と責任の範囲に収まります。それはキャラを立てたお話がにまとめやすく、絵・映像にしても作りやすい。多くの作品の底流にある思想です。
▼目次(中世ヨーロッパ騎士事典「知」のビジュアル百科20)
最古の騎士 p.6 /ノルマン人 p.8 /騎士になる p.10 /全身を鉄でおおう p.12 /鋼鉄のファッション p.14 /甲冑の内側 p.16 /武器 p.18 /馬上の騎士 p.20 /城 p.22 /戦時の城 p.24 /城攻め p.26 /甲冑をつける p.28 /敵 p.30 /戦場へ p.32 /平和時の城 p.34 /荘園領主 p.36 /荘園の貴婦人 p.38 /騎士道の理想 p.40 /武芸競技大会 p.42 /馬上槍試合 p.44 /徒歩戦 p.46 /紋章 p.48 /狩猟と鷹狩り p.50 /信仰と巡礼 p.52 /十字軍 p.54 /キリストの騎士たち p.56 /日本の武士 p.58 /職業兵士 p.60 /騎士道の凋落 p.62 /索引 p.64
◆古城事典 (「知」のビジュアル百科24)
◆中世ヨーロッパ入門 (「知」のビジュアル百科25)
◆コスチューム 中世衣装カタログ