Photoshop Elements 漫画テクニック
まえの「PhotoShop漫画テクニック」が高価なPhotoShop(6.0~CS3)を対象にしていたのに対し、「Photoshop Elements漫画テクニック」はタブレットなどに付いてくるPhotoshop Elementsだけで漫画制作ができるよう解説しています。
キャラクターをつくろう!Photoshop Elements漫画テクニック
機能制限のあるエレメンツですが、漫画やイラストを描くにはあまり遜色なく見れます。むしろ操作コマンドが少ないので描きやすいかと思う。ただ、唯一「ペンツール」がないため集中線のパスが引けない弱点があり、それを補完するため付属CD-ROMで「集中線素材」を多数用意してあります。
「Photoshop Elements漫画テクニック」はVer.5.0で解説しているけど4.0以降であれば、ほぼ同様の操作で漫画制作ができるそうです。
■キャラクターをつくろう! Photoshop Elements 漫画テクニック(BNN新社)
モノクロ漫画のテクニックは全ページの2/3ほどです。制作方法はまえと同じで「鉛筆線画」を取り込んで調整して使います。あとはパソコン上での作業を順を追って詳しく説明してくれます。写真から背景をつくるテクニックは良いです。
残りの1/3ページがカラーテクニック(カラートーン・水彩)と製本テクニックになっている。特に家庭用プリンターでつくる同人誌はなかなか良さげで、文具屋でしっかり紙を選んだりすればちゃんとした本ができるんだ!と関心しました。少部数であれば手作りした方が印刷所に頼むより安く済むかもしれません。カラーページや半透明の紙など特殊紙を使うと高くなりますから。
▼目次(キャラクターをつくろう!Photoshop Elements漫画テクニック)
※付属CD-ROM(レイヤー付きサンプル作例データ、効果線素材収録)
■00 作業を始める前に
00-1 作業環境について p.006
00-2 Photoshop Elementsについて p.007
00-3 本書について p.012
●モノクロ基本テクニック
■01 線画を準備する
01-1 はじめに p.017
01-2 絵コンテをつくる p.019
01-3 下書き・清書する p.024
■02 線画を整理する
02-1 線画を読み込む p.027
02-2 レイアウトを調整する p.031
02-3 線画を補正する p.033
■03 枠線を引く
03-1 枠線を清書する p.037
03-2 線画のはみ出しを消す p.042
■04 ベタ・トーン処理をする
04-1 ベタを塗る p.045
04-2 単色トーンを貼る p.050
04-3 網点トーンを貼る p.052
■05 吹き出しをつくる
05-1 吹き出しを描く p.057
05-2 台詞の文字を調整する p.059
05-3 吹き出しを移動する p.061
05-4 描き文字を加える p.062
■06 仕上げの処理をする
06-1 効果線を引く p.065
06-2 写真から背景をつくる p.067
06-3 ホワイトを入れる p.073
●モノクロ応用テクニック
■07 写真から背景をつくる
07-1 作業ファイルの準備 p.077
07-2 写真を4階調に分解する p.079
07-3 トーン処理をする p.083
07-4 輪郭線をつくる p.085
07-5 レイアウトする p.089
■08 効果線を引く
08-1 集中線を引く p.091
08-2 スピード線を引く p.097
●カラーテクニック
■09 カラートーン風のイラストを描く
09-1 線画を準備する p.103
09-2 パーツごとに塗り分ける p.108
09-3 影を加える p.111
09-4 仕上げの処理をする p.117
■10 重ね塗りのイラストを描く
10-1 下準備する p.121
10-2 ブラシツールで塗る p.125
10-3 仕上げの処理をする p.131
●プリント/製本テクニック
■11 製本する
11-1 はじめに p.135
11-2 編集する p.135
11-3 レイアウトする p.138
11-4 印刷する p.146
11-5 製本する p.149
11-6 おわりに p.151