スーパーキャラデッサン
スーパーキャラデッサン―印象に残る意図するデッサン
画/松本剛彦・森田和明 ほか 文/林 晃
「スーパーマンガデッサン」「スーパー何頭身デッサン」と続いたシリーズの3冊目。今回は印象に残るキャラデッサンということで、魅力的なキャラクターの描き方や、決めポーズ、キャラの感情表現といったところまで解説します。前2冊をふまえた基本は描ける人を対象にした内容なので、初心者向きではありません。
前半こそ魅力的なキャラクターの描き方でデッサン本の範囲ですが、後半はキャラクターを中心にした漫画作りの説明になっている。今回も作例が多く森田和明・松本剛彦の両氏が要所をおさえています。その他多数(11人くらい?)が作画を分担しているようですが、「何頭身デッサン」のときの様な作画ギャップは少なくツブが揃っている感じです。
■スーパーキャラデッサン(グラフィック社)
▼目次(スーパーキャラデッサン)
キャラデッサンは意図するデッサンである p.4
第1章 あらゆる向きの顔をマスターしよう p.7
森田和明が描くバストショットの顔 p.8
斜め顔をマスターしよう p.14
アオリ顔とフカン顔をマスターしよう p.18
あらゆる角度の顔を描いてみよう p.26
第2章 森田和明の作画道場 p.29
同一キャラによるマンガデッサンの試み1~5 p.30
同一キャラでも成長する p.68
第3章 動きのある体をマスターしよう p.69
バストショットに学ぶ首と肩 p.70
ウエストショットに学ぶ胴体と腕 p.88
全身ショットに学ぶ腰と脚 p.100
第4章 松本剛彦のマンガゼミナール 体と表情で伝える感情表現 p.111
『意図するデッサンの本質を語る』 p.112
松本剛彦・森田和明プロフィール) p.127
第5章 画面に個性を発揮しよう p.129
マンガ原稿を描く手順 p.130
マンガ制作の実際 134
意図するデッサンに基づくカラーとは p.160
コスチュームで語るキャラクター p.170
個性は11人11色 p.178 (11人は日本工学院から選抜されたようだ)
あとがき p.183
>「何頭身デッサン」のときの様な作画ギャップは少なく
確かにあの古臭さを感じませんね。こりゃ興味出てきた。
でも、中身を立ち読みして確認しようと書店を廻ったけど無かったっす。うおーん。
でもカズナリさんほど描けりゃキャラデッサンなんていらんでしょ?作例だけなら「マンガの基本ドリル 1 キャラを描く入門編」もあるよ。