マンガの基礎デッサン 女のコキャラ編
今描いている女のコを『もう少しかわいくする』『もうちょっと工夫して魅力的にする』ための、描けるレベルに合わせた指南書です。
マンガデッサンは人をキャラと呼び、体をパーツ化して記号にしている。描き手にとって女のコキャラは好みのパーツを好きなライン(体型)に配置する、パズルゲームの様になっています。
今流行りの女のコのパーツ(目とか髪型とか)を細かく分類する。そのパーツが自然に収まるよう、頭身コントロールや基点とする描き方を詳細に解説していきます。苦手とするパーツや体のライン、全体のバランス感覚などを拾い読みする内容になっている。
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おんなのこデータベース改訂版ファッション編
女の子の服装や小物、髪型など、ファッションにまつわるデータをまとめ、イラストで紹介している。2008年に発行された同タイトル本に8ページ追加し、他微修正を加えた改訂版になります。
クリエイターのためのおんなのこデータベース ファッション編
[改訂版]
女性絵師の増加によって、萌え系分野でも不利になる男子諸君のファッション知識を補強するねらいがある。下着の構造や着心地など、女性しか知りようのない情報が詰まっています。そんなモノに名前があったのか!と男には知らないことばかり・・・全部知っていたらどうかしているけど。
また、ファッションというより、フェチに直結するアイテム・パーツの紹介も多く、自分の好みや、このパーツを取り入れるとあの人たちが釣れるかも、と想像できます。
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なぞって上達!かわいい女の子キャラの描き方
角川書店「ザ・スニーカー」出身のイラストレーター雄(ゆう)による、かわいい女の子に特化した描き方。『なぞって上達!』シリーズの第3弾になります。
ドリルのように、なぞるページがあるシリーズなので初心者向けになる。それこそ「線をまっすぐ引く」ところから始めます。著者自身、この手の描き方参考書にお世話になったそうで、既刊の参考書に倣ったオーソドックスな内容です。
■なぞって上達! かわいい女の子キャラの描き方(池田書店)
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スーパーキャラMonoデッサン
スーパーマンガデッサンシリーズの6冊目。キャラクターに個性を持たせたり、魅力的にする小物の描き方を解説します。
簡単にいうと、人を切断すると輪切り(だ円)になる。ゆえに人が身につける物、取り扱う物には単純化すると『だ円』の形が多くあります。基本は『だ円』。ペン入れの基本練習に、フリーハンドで円を描くのがあるのもその為かと思う。
パース塾で背景の基本は『箱』で、スーパーキャラMonoデッサンで小物の基本は『だ円』と教えている。基礎練習で「立方体」と「円」をフリーでどれだけ正確に、きれいに描けるか練習させる理由がよくわかります。
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スーパーマンガデッサンシリーズ
「マンガデッサン」 シリーズ化されるほどヒットした実用書です。いわゆる「アニメ絵」のキャラクターを描くことに特化して丁寧に解説し、シリーズを重ねるごとに掘り下げていく内容になっています。
スーパーマンガデッサン―作画のための考えるデッサン
文/林 晃、画/松本 剛彦・森田 和明
対象を見て描く人物デッサンから、体のパーツを記号化し組み立て自由にポーズをとらせて描くマンガデッサンへの指南書で基礎編。
◆スーパーマンガデッサン詳細
スーパー何頭身デッサン―理にかなった決めデッサン
文/林 晃、画/森田 和明 他多数
1のマンガデッサンで自分の絵柄が決まると何頭身タイプかわかる。その頭身をコントロールすることで絵柄を変えることも、チビキャラなどのデフォルメも描ける様になる。
◆スーパー何頭身デッサン詳細
スーパーキャラデッサン―印象に残る意図するデッサン
文/林 晃、画/松本剛彦・森田和明 ほか
印象に残るキャラクター、つまりキャラに演技をさせる。絵柄の違いはあっても、魅力的なキャラクターデザインをするポイントを解説します。
◆スーパーキャラデッサン詳細
スーパースポーツデッサン 基本篇
立中順平 著
著者がスポーツアニメのアニメーターで、野球でする動きをマスターすることで多くのスポーツシーンが描けることを解説します。マンガ的な誇張を含め動きのあるキャラクターの描き方がわかる。
◆スーパースポーツデッサン詳細
スーパーパースデッサン―キャラが立つ遠近法のすべて
著/林 晃、作画・制作/森田和明 他、28人
パースの解説なので、どちらかというと背景の描き方。豊富な作例でキャラと背景が不自然にならないようにする方法を解説します。またあえて背景を歪ませたりしてキャラを目立たせることも、こちらはカメラ撮影の効果を取り入れている。
◆スーパーパースデッサン詳細
スーパーキャラMONOデッサン
著/林 晃、作画・制作/森田和明 他
キャラクターを魅力的にするファッションであったり、時には物語の重要なアイテムになったりする『小物』の描き方についての参考書です。メガネから拳銃まで多種多様な小物を解説してますが、基本は『だ円』になります。
スーパーアタリデッサン―立体的なキャラを作画する基本テクニック
著/おぎのひとし、監修/アミューズメントメディア総合学院
下描きの下描きである「アタリ」のとり方に着目した参考書。アタリを「線形」「丸形」「角形」の3タイプに分類して、それぞれの特長を解説します。
◆スーパーアタリデッサン詳細
スーパー表現デッサン テーマとモチーフを伝えるデッサン編
著/瓦屋根・竜田・林晃(ゴー・オフィス)
キャラクターの作画・デザインにドラマ性や世界観を含め、イラスト作品にする表現力・伝達力を養う指南書です。
◆スーパー表現デッサン詳細
スーパーマンガ表現デッサン 質感を生かして描くキャラ表現編
著/瓦屋根・竜田・林晃(ゴー・オフィス)
マンガ的なキャラの周りにある雰囲気や空気感の表現。キャラが身につける衣装や触るモノの質感表現。存在感のあるキャラ、表現力アップのための指南書です。スーパー表現デッサンの続編。
なぞって上達!マンガキャラ描き方・デッサン
文庫の挿絵・カバーイラストや季刊S(エス)・SS(スモールエス)で活躍中の碧 風羽(みどりふう)のマンガキャラの描き方です。
カラーイラストメイキングに始まり、マンガの基礎、人体構造、男女の描き分け、デフォルメ、マンガキャラのデザインと一通りの描き方を紹介しています。すでに多くの描き方本が発行されている中で、目新しいことは無いように思う。
ただ、後発なだけあって欠点がありません。スーパーマンガデッサンシリーズの良い所をバランス良く網羅しているし、価格も税込み1,523円とAmazonで送料が無料になるギリギリの設定で狙っている様です。
▲なぞって上達!マンガキャラ描き方・デッサンの全文
BL系(美少年・男の子)の描き方・資料
近年、マンガのジャンルで急成長したBL(ボーイズラブ)系。その従来のマンガ参考書にはない特殊なシチュエーションのため、描き方や資料が不足気味です。それを補完するように参考書やポーズ集が続々発行されているので並べてみた。
たぶんこの本から『美少年』『BL』を前面に出して、今までの『男性キャラ』や『男の子を描こう』みたいなものから、理想というか現実には存在しえないファンタジーな男の子の描き方を教えはじめます。内容も遊びがあって楽しめるようになっている。
◆美少年の描き方詳細
前書が好評だったようです。半分をポーズ写真集として、パワーアップした内容になっています。ただ人によっては、写真でキスシーンをみせられるので退くかも知れません。
◆美少年の描き方 2 ポーズ集&ハウツー編詳細
絵描きのためのチームBLポーズ写真集 舞台設定も楽々の背景つき! マンガに役立つ学園&オフィスの一日
学生服、ブレザー、スーツ姿のBLのための写真集。6人のモデルがそれぞれ学生、サラリーマンのシチュエーションで200点以上の写真に収まっています。
■デッサン写真集の話(天乃じゃく草紙:漫画家・天乃咲哉の日記)
■絵描きのためのチームBLポーズ写真集(イラスト教本中身紹介)
男の子キャラを描こう!―プロの作例で見る「男の子キャラ」の描き方とデザインのコツ
ファンタジーから学園ものまでの男の子キャラ設定を、6人の絵師が分担して紹介しています。
◆男の子キャラを描こう!詳細
▲BL系(美少年・男の子)の描き方・資料の全文
マンガの基礎デッサン デフォルメ編
写真を見て人物デッサンし、アニメ・漫画キャラに近づけるようデフォルメするための指南書です。
人を見て正確に描いてもアニメ・漫画キャラにはならない。必ずデフォルメがあるのだけれど、そこを的確に教えている実用書がないのではないか?という疑問からできた本のようです。デッサンはしたことがある、でもオリジナルキャラは上手く描けない、そんな初心者向けの指南書になります。
ホビージャパンからの発行ですが、制作は「スーパーマンガデッサン」のゴー・オフィスです。複数人による作画など制作スタイルも同じです。スーパーマンガデッサンシリーズを持っているなら、いくつか内容が被っていることが判ります。人を見て正確に描くのがデッサン、見ないで考えて描くのがマンガデッサンとするなら、これはその中間に位置する感じです。やさしい人物画とスーパーマンガデッサンをつなぐためのデッサン→デフォルメ指導が目新しいと思う。
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キャラクターの基本デッサン 漫画の教科書シリーズNo.1
アニメやゲームでキャラクターデザインをしているヒラタリョウ氏が、キャラクター作りのための基本的なデッサンや老若男女の描き分けについて解説しています。
キャラクターの基本デッサン―老若男女の描き方マスター決定版! (漫画の教科書シリーズ No. 1)
主な内容は老若男女、喜怒哀楽の顔の描き分け、身体の描き方、Photoshopを使ったカラーの描き方になります。常に視点はキャラの描き分け、魅力的なキャラの見せ方といったキャラクターデザイナーの立場からです。絵柄も描き込みには興味ないようで、今風の面と量感で表現するあっさりした絵になっている。
見所はやっぱりキャラクターの描き分け、赤ちゃん、5歳から小学校低学年の男児女児、10歳前後の男子女子、中年の男女、お爺さんお婆さんと、他の描き方の本ではサラッと流すところをしっかり解説しています。
▲キャラクターの基本デッサン 漫画の教科書シリーズNo.1の全文
美少女キャラの描き方[美少女ヒロイン編]
漫画の描き方やアニメ・ゲームキャラの作成テクニックを紹介する「漫画の強化書シリーズ」の第1弾で、テーマは美少女キャラの描き方です。「アニメーションノート」や「COMiCS・DRAWiNG」の誠文堂新光社からの発行になります。
美少女キャラの描き方 美少女ヒロイン編(漫画の強化書シリーズ No.01)
ヒロインクラスの美少女キャラの描き方というテーマで、3人の絵描き(アニメーター、少女漫画家、イラストレーター)に作成テクニックを解説してもらっている。強化書ということで、初心者向けというよりは、ある程度描いているけど伸び悩んでいる人にココを注意した方が良くなりますよ!という感じで指導されています。
微妙にテーマは違えど3人とも「女の子の描き方」の解説なので同じ指摘をしている箇所もあれば、アニメ・漫画・イラストなりのこだわりがある部分も見えて面白い。やはり描く量が多いアニメが最大公約数に受ける絵だろうし、イラストは線画・色にこだわるし、漫画はデッサンを意識しつつも個性的な絵柄の獲得を目指すしで、絵描きといっても目的に違いがあるとキャラクターにも反映されるのだと判ります。