寿命17年、チラツキなしのおすすめトレース台
電源ランプや、最近は信号機にも使われるLED(発光ダイオード)をライトに使ったトレース台です。約5万時間の寿命は、1日8時間使用で17年以上持つ計算になります。
コミックマスター トレーサー LED-A4サイズ(amazon)
コミックマスター トレーサー LED-A4
(楽天)
蛍光灯タイプのように点灯器やインバーター回路を持ちませんので、電源ノイズやチラツキがありません。また6Wの省エネな消費電力で、トレース面の発熱も抑えられています。このA4サイズは画材メーカーが高額になりがちなLED商品の低価格モデルとして、先行投入したトレース台と思われます。
■コミックマスター トレーサー LED-A4(トゥーマーカープロダクツ)
透写面寸法 320×225mm/外寸 W363×D266×H19mm/光源 LED/消費電力 6W/照度 平均2700lx/定格寿命 50,000時間/使用温度範囲 0°~40°C/重量 1.1kg(本体)/ACアダプター使用
A3・B4サイズ
ムトートレーサー ライトボード(A3サイズ用)(amazon)
ムトートレーサー ライトボード(B4サイズ用)(amazon)
ムトートレーサー ライトボード MLT-A3/MLT-B4 (楽天)
メーカーは違うけど基本的な作りは同じ。LED-A4サイズとの違いは、商品ディスプレイの用途もあり照度が高く設定できます。それもあって明るさを無段階で調節でき、電源オフ時の明るさを記憶する。価格も、微妙な調節機能もプロ用となっています。
■トレース台 ムトートレーサー Light Board(ムトーエンジニアリング)
「LED」光源は、長寿命・低消費電力を実現し、電源ノイズ・発熱・チラツキを最も良く解消している。もはやライトのタマ切れを心配するよりも、トレース面のプラスチックの摩耗や、電源コードの劣化の方が早いかと思います。5万時間はプロが毎日12時間酷使しても11年は持つ計算になるほどです。
A3サイズは大きめのイラストやアニメ制作現場、B4サイズは漫画原稿用紙、A4サイズはコピー用紙や同人用原稿用紙向けという振り分けになるでしょう。
昔のトレース台は直管蛍光灯を白乳色のプラスチック板を貼り付けた箱に収めていた。まさにライトボックスでした。それがチラツキを抑えるためにインバーターになり、薄く作るために細い蛍光管となり、蛍光灯の性能アップにともなって長寿命にもなってきた。ここ数年は「無機ELパネル採用」のらんぷシートと「極細冷陰極管タイプ」などもありますが、前者は寿命が短い、後者は熱・ノイズ対策が甘いとのことです。 技術としては安定している「LED」を大型化して、明るさを高めライトとして使うことは、トレース台以外にも広がっていくと思います。