ロボットの上手な描き方
巨大ロボットの描き方を、基礎的なデザインからカッコ良く魅せるテクニックまで、3人のメカデザインへのこだわりも含めて解説します。
人型の巨大ロボットに絞った描き方です。これまでメカモノCGなどで描く過程はありました。でも基礎デザインや、ロボットの描き方練習法といった、深いところまで解説されるのは初めてかと思う。
第1章はロボットの2大デザイン、ヒーロー系とミリタリー系、つまりジャイアントロボ・グレンラガン系とガンダム系の2種類の描き分けを、基本ラインや上手く描くコツなど詳しく教えてくれます。
2章はリアル系ロボットの様にメカっぽく仕上げる、パーツ細部の描き方・質感の表現を解説。3章は巨大ロボに必ずつくパース・遠近法について、最低限知っておいて欲しいことを学びます。
4章は3人のカラーイラストCGの描き方をサラッと解説。使用ソフトはSAIとPhotoshopです。
■ロボットの上手な描き方(誠文堂新光社)
やっぱり、巨大ロボットの描き方はアニメから来ています。2大デザインも、ザンボット3までのガンダム以前とガンダム以後に分かれる。そもそも漫画にこんな巨大で複雑なメカを出したら作画が大変なうえ、話が進まなくなりそうです。にしても、長年の疑問だった、初代ガンダムの腰がなぜ曲がる様に見えるのか?解った。
ISBN-13: 9784416610237
▼目次(ロボットの上手な描き方 漫画の教科書シリーズNo.06)
もくじ p.2
Gallery p.4-12
矢薙じょう(7カット)/ kou(1)/ 鷲尾直広(3)
Chapter01 ヒーロー系ロボとミリタリー系ロボを描く 矢薙じょう(矢薙じょうのホームページ) p.13
Part.01 人型ロボットは箱と円柱から p.14
Part.02 ロボットに個性を与える p.20
Part.03 立ち姿のバリエーション p.24
Part.04 立ち姿を描く p.31
Part.05 動きのあるポージング p.34
Part.06 ポージングを描いてみよう p.48
Part.07 可動ロボットの構造 p.55
Part.08 関節のパーツの練習 p.65
Part.09 クリンナップのテクニック p.71
Part.10 ヒーロー系ロボとミリタリー系ロボの描き分け p.74
Part.11 実際の作業手順 p.98
Chapter02 リアルなロボットを描くためのアレンジテクニック kou(メカlog) p.105
Part.01 完成までの流れ p.106
Part.02 ロボットを構成する形状の整理 p.108
Part.03 ポーズとパースの関係 p.113
Part.04 さまざまな面取りと装飾 p.120
Part.05 線画の作成 p.127
Chapter03 パースを理解してメカやロボットを描く 鷲尾直広(鷲尾直広「STRANGE KIWI」) p.131
Part.01 パースを意識して描く p.132
Part.02 二点透視の描き方から応用まで p.134
Part.03 パネルラインや窓などを等間隔に描く p.137
Part.04 宇宙戦艦を描く p.143
Part.05 人型ロボットを描く p.149
Chapter04 ロボットの彩色テクニック p.161
Part.01 線画から完成までの彩色テクニック 矢薙じょう p.162
Part.02 レイヤーごとに光源を描き分ける kou p.168
Part.03 レイヤーごとの塗り分けと不透明度の設定 鷲尾直広 p.172
奥付 p.176