続 民族衣装 マールカラー文庫17
民族衣装の続編。カラーイラストをふんだんに使っていながら、文庫本サイズにして低価格にしたマールカラー文庫シリーズです。
原著はフランスのデザイナー、オーギュスト・ラシネが1877~1888年に刊行した LE COSTUME HISTORIQUE『服装史』全6巻の民族衣装の部です。そこからマール社が1977年に「世界の服飾2・続 民族衣装」として抜粋し出版したものを、図版の相当部分に簡単な説明だけを付けて文庫本化しています。
「民族衣装1」と紹介地域が一部重なるものの(もちろんイラストは違います)、極東、東南アジア、オセアニア、新大陸(南北アメリカ)、アフリカとより拡大して、細かい民族を紹介しています。
▲続 民族衣装 マールカラー文庫17の全文
文様博物館 マールカラー文庫15
マール社の低価格文庫本シリーズの15。世界各地の文様や装飾様式を、古代エジプトから18世紀までの年代順にカラー図版で紹介する。
原著は1886年にドイツで刊行されたDER ORNAMENTENSCHATZ(装飾の宝庫)です。もとが24x34cmの本を文庫本サイズにしたのでイラスト・図版が小さくなっています。それ以外はフルカラーで、今の精密な印刷のおかげでコストパフォーマンスの高い資料になっている。
▲文様博物館 マールカラー文庫15の全文
Mucha's Figures Decoratives
アルフォンス・ミュシャが絵描き向けに出した「装飾人物集」の洋書版になります。
ミュシャが当時出版した「装飾資料集(1902年)」と「装飾人物集(1905年)」があり、1冊にした日本語版もあるのですが、高くて入手できないので洋書にした。ページは少ないですが、装飾人物集に載っていたイラスト40点全部あります。大判で、おそらく元絵を色刷りにして良い紙に印刷しています。イラスト向けの人物模写に使えると思う。
▲Mucha's Figures Decorativesの全文
図でみる洋家具の歴史と様式
ヨーロッパ家具の様式(ルネッサンス、ロココ調など)を図版・イラストで解りやすく1冊にまとめた家具の資料本。
「インテリアデザイナーのための~」と題するだけあって、写真ではなく鉛筆線画で、デザインがよく解るようなイラストで占められている。解説文も専門的な難解さはなく、一般向けで簡潔です。
古代エジプトから中世ヨーロッパ各国~現代(第二次大戦後の)欧米家具までを、時代順・様式別・国別に整理しています。そして代表的な家具600余りを約1000点におよぶイラストで一覧できる。ヨーロッパ家具の様式・歴史を学ぶにも、インテリアの作画資料にも使いやすいです。
ちなみにヨーロッパの家シリーズの巻末に一部イラストが載っています。
▲図でみる洋家具の歴史と様式の全文
レース素材CD-ROM
緻密で美しいLACE(レース)のパターン素材集。
レース素材CD-ROM―EPSアウトライン・スウォッチ・JPEG・PNGデータ収録
CD-ROMにEPS(黒1色)・JPEG(カラー12色+黒1色)・PNG(白1色)のデータ形式で196種類(総数2940点)収録されています。EPSは拡大しても劣化しないAdobe Illustratorのデータ形式でバージョン5.5以上が対象です。JPEG・PNGは解像度150dpiで収録されているので、そのまま素材として使いやすいでしょう。
本の方は前半が全素材のサンプル一覧。後半はイラストレーター・ワード・ホームページビルダーを使った素材加工を紹介しています。もちろんPhotoshop、Painter、ComicStudioでも使える。レースのパターン素材なのでいろいろ組み合わせて工夫すれば、一目では判らないオリジナルパターンに近いモノができるでしょう。
▲レース素材CD-ROMの全文
民族衣装 マールカラー文庫1
世界各地の民族衣装をカラーイラストで、カタログのようにコンパクトにまとめています。
文庫本サイズなのでイラストは小さめですが、イラスト点数からくる情報量はかなりのものです。ちょこっと衣装にデザインを入れたい時に、さっと見れる大きさなのがよいところでしょう。
もとは19世紀のフランスで刊行された LE COSTUME HISTORIQUE『服装史』全6巻の民族衣装の部です。それをマール社が1976年に「世界の服飾1・民族衣装」の大型本で刊行しました。それを更に図版を中心に文庫本サイズにまとめたのが、このマールカラー文庫シリーズの「民族衣装」になります。
▲民族衣装 マールカラー文庫1の全文
写真でたどるロシアの文化と歴史
かつての冷戦時代はソビエトとして対立し、今はロシアとして世界経済の一翼を担う、世界最大の領土を持つ大国。そのロシアの歴史と文化を多くの写真を使って紹介し、入門書としてまとめています。
写真でたどるロシアの文化と歴史 (「知」のビジュアル百科 32)
9世紀、キエフ・ロシアとして勃興したが1237年モンゴル軍に滅ぼされる。その後240年の支配で分裂した小国をまとめたのがモスクワ公国だった。それからひたすら領土拡大を続けロシア帝国になる。それはモスクワを中心としたリューリク王朝(860年頃~1598)と動乱を経て台頭した、ロマノフ王朝(1613~1917)が結局、ロシア統治のまとめ役でもあった。その後、第一次大戦の疲弊による不満と革命によって共産主義国のソビエト連邦が誕生し、約70年後、冷戦に敗北しロシア連邦に移行する。
■ロシア(Wikipedia)
■写真でたどるロシアの文化と歴史(あすなろ書房>「知」のビジュアル百科)
■【「知」のビジュアル百科】(あすなろ書房)
▲写真でたどるロシアの文化と歴史の全文
マールカラー文庫シリーズ
文庫本サイズながら、カラーで低価格な資料集(民族衣装・模様・装飾品など)です。
世界各地の民族衣装をイラストでカタログのようにまとめている。
◆民族衣装 マールカラー文庫1詳細
世界各地の装飾・パターンデザインをカラー図版で紹介。
◆世界装飾図 マールカラー文庫2詳細
19世紀の工芸品(宝石、陶磁器、ガラス器、ブックカバー、時計、武器など)のイラスト。
◆19世紀の工芸美術1 マールカラー文庫5詳細
19世紀の工芸品(織物、壁紙、キャビネット、サイドボード、ピアノ、テーブル、カーペットステンドグラスなど)のイラスト。
◆19世紀の工芸美術2 マールカラー文庫6詳細
世界各地の特色ある模様を、地域または年代順に図版で紹介。
◆文様博物館 マールカラー文庫15詳細
民族衣装の続編。紹介する各地域を拡大し、民族衣装イラストを掲載。
◆続 民族衣装 マールカラー文庫17詳細
素朴な庶民の衣服から、王侯貴族や聖職者のオーダーメードの豪華な衣装、騎士の甲冑など、中世ヨーロッパの服装イラストを文庫本サイズで掲載。
◆中世ヨーロッパの服装 マールカラー文庫18詳細
マールカラー文庫2「世界装飾図」の続編。ヨーロッパ、アジア、北アフリカの装飾図版でいっぱい。
◆世界装飾図2 マールカラー文庫19詳細
▲マールカラー文庫シリーズの全文
衣服の歴史図鑑
小中学生を対象にした図鑑シリーズです。ページ数は少ないですが、写真がメインということで絵を描く者には参考になります。
古代から20世紀までの衣服の歴史をざっと紹介しています。ページは少なめですが、西欧よりの衣装を小物を含め数多くの写真で紹介する「図鑑」というところが良いです。
先日のコスチューム 中世衣装カタログはモノクロイラストが中心でデザイン知識としては整理されるけど、絵を描くには足りない。他にカラーイラストの資料もありますが、最後は実物を写真で見る方が色合いや質感がつかめるかと思います。あとは時代考証をキッチリやっているハリウッド映画などに頼るのもあるでしょう。
■衣服の歴史図鑑(あすなろ書房>「知」のビジュアル百科)