カード絵師の仕事 タカヤマトシアキ
トレーディングカードゲーム(TCG)の絵師「タカヤマトシアキ」による、イラストレーターとしての進化の記録です。
カード絵師の仕事 ドラゴンとメカのデザインからキャラクターデザインまで
27才、実家住まいのフリーターだった著者が一念発起して、カードゲームのイラストレーターでデビューします。それから10数年間、総制作枚数1000枚以上の画業を記念しての画集+技法書です。今でも毎日10時間以上は制作をし、年間100枚以上の作品を完成させて、日々進歩し続けています。
第1章はドラゴンドライブの出発点から、ドラゴンやクリーチャー(空想上の生き物や怪物)をどう創造し、どう描けばカッコ良くなるのか?の話。途中でデッサン教室に通い、デッサンを再勉強することによって、線画で描く方法から面でとらえる描き方へ進化します。具体的なメイキングで示し納得させられました。力説です。
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水彩画を描くきほん
透明水彩絵具で人物・キャラクターイラストを描くための水彩画の技法書です。
第1章「基本は透明水彩テクニック」で、水彩塗りに必要不可欠な基本テクニックを4つ(平塗り/にじみ・ぼかし/かすれ/洗い出し)あげて丁寧に解説します。つづいて実践的な表現技法(ドロッピング・スパッタリング/マスキング)の紹介です。特に多重マスキングによる発光表現の技法は、水彩らしからぬ効果があります。
2章「いっぺん試してみよう水彩画材・道具」は、描く場所(野外スケッチや屋内作業)とか、描くモノの表現方法によっても変化する、多種多様な水彩画材の紹介です。水彩用紙・絵具、筆、ペン類、パレットの使用解説と、メイキング掲載の絵師10名が実際に使っている画材を写真付きで公開しています。
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コピックをはじめよう
初めてコピックで人物イラストをぬる人のための講座集です。
イラスト雑誌「季刊 S (エス) 9-29号」に、約5年に渡って連載された講座をまとめたものです。
画材名は「カラーマーカー」で、商品名が「コピック」(Wikipedia)、使うシリーズは「コピックスケッチ」(.Too)となります。マーカーの使いやすさと、にじみ・ぼかし・色重ねなど、画材として表現力のある製品です。
その自由度の高いコピックの塗り方を、漫画家「加藤春日」とイラストレーター「碧風羽」の凸凹コンビの掛け合いトークで教えてくれます。
ゼロからのスタートということで、最初は線の引き方・ペンの持ち方から始まり、肌塗り・髪の毛・衣服の塗り~服のシワ~主線の色変えと、だんだん複雑な塗り方にレベルが上がっていきます。扱うモチーフも武器・アクセサリー・ケモノ・着物・水・革・光・羽など全21種の講座です。
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絵で見る十字軍物語
挿絵画家ギュスターヴ・ドレの絵で綴る十字軍の絵物語。十字軍遠征の歴史を俯瞰して眺めることができる十字軍の入門書です。
19世紀の歴史作家フランソワ・ミショーが書いた「十字軍の歴史」。それに挿絵を描いたギュスターヴ・ドレ。
その挿絵98点を抜き出して、左右見開き2ページの左全面にドレの挿絵、右ページ上段に絵の題材になった地域の地図、下段は「ローマ人の物語」で有名な塩野七生先生の簡潔な解説文という構成です。
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絵本画家天才たちの競作集
19~20世紀に印刷技術が発達して、絵本の挿絵もモノクロからカラー印刷に移行して黄金期を迎えた。その期間に活躍した絵本画家30人の特徴ある絵柄を紹介します。
前半は、名だたる挿絵本の画家30名を挙げ、生い立ちや画風・評価などの略歴と、数点のイラストで紹介。ただし「エドマンド・デュラック」と「メイベル・ルーシー・アトウェル」は著作権の関係で引用(イラストが白黒カット1枚)になっています。
後半は、「不思議の国のアリス」「アーサー王物語」などの童話作品ごとに、それぞれの挿絵を集めて見比べる企画です。同じ作品でもシーンのとらえ方の違いや、画風から来る印象で変わっている。
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挿絵画家アーサー・ラッカムの世界2
20世紀初頭の豪華挿絵本の巨匠アーサー・ラッカムの作品集、第2弾です。
第1弾に続いて、英国の挿絵画家アーサー・ラッカムが、童話作品に提供した挿絵を物語のあらすじ付きで紹介します。
イラストは約150点を掲載。収録作品は「グリム童話集(赤ずきん・ヘンゼルとグレーテル・白雪姫など)」「シンデレラ」「眠れる森の美女」「イソップ物語集」「マザー・グース」「たのしい川べ」「スリーピー・ホロウの伝説」「ゴブリン・マーケット」「ウンディーネ」「マッチ売りの少女」など。
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挿絵画家アーサー・ラッカムの世界
20世紀初めにイギリスの挿絵画家として活躍したアーサー・ラッカムの作品集、第1弾です。
挿絵画家の巨匠アーサー・ラッカムが、童話・物語に提供した挿絵作品をストーリーのあらすじ付きで紹介します。
イラストは約180点を掲載。収録作品は「不思議の国のアリス」「ケンジントン公園のピーター・パン」「真夏の夜の夢」「ニーベルングの指環」「子どもたちの楽園」「黄金の指」「三つの黄金のリンゴ」。
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絵師100人generation2
独自の萌え・美少女を追求する絵師100人を収録したイラストレーター名鑑「絵師100人」の第2弾。
前作(2009年)から4年が経ち、新世代のライトノベル挿絵やボカロ絵師を加えたセカンドエディションになっています。前作から引き続いての掲載作家は31名です。
巻頭は、描きおろしの口絵イラスト3名{泉彩・烏羽雨・ふゆの春秋(壁紙DL付き)}。続いて目次兼イラストレーターのプロフィール(簡単な自己紹介・ウェブサイトURL・メールアドレス)があり、すべて英語とのバイリンガル表記となっています。
本編は、イラストレーター名で50音順です。1人2ページでイラストを数点掲載していて、巻末には、作業環境(マシンスペック・使用ソフト)一覧があります。
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pixiv girls collection 2012
イラストSNS『ピクシブ』に投稿された「美少女イラスト」を収録した画集、『ピクシブガールズコレクション』の第4弾です。
pixiv girls collection 2012 ~ピクシブガールズコレクション2012
2009年から毎年刊行されて、今年で4冊目。掲載されたpixivユーザーは約240名。この画集のために開催されたコンテスト「お絵描き娘2012」も応募総数1000点以上になり、厳選されている。
構成は変わらず、4ヶ国語(日英韓中)のまえがきで始まり、「女の子イラスト」をダグ(属性)毎に整理して収録したイラスト集の前半。後半は「お絵描き娘2012」に最大ページを割いて、pixiv内の各コンテスト結果発表・企画モノの掲載になっています。