図解 クトゥルフ神話

 創作のためにつくられた架空の神話体系『クトゥルフ神話』。その膨大で複雑な物語を初心者向けに、要点を絞って図解するクトゥルフ神話の入門書です。

図解クトゥルフ神話図解 クトゥルフ神話 (F‐Files No.002)

 クトゥルフ神話は1920年代の米国で活躍した怪奇小説家『ハワード・フィリップス・ラヴクラフト』とその作家仲間で創造されました。お互いの作品に架空の暗黒神や魔術書など、固有名詞を出すお遊びが始まりです。作家ごとに独自の解釈、追加設定をして、さらに国境も越えて拡がり続けています。

 2ページ1テーマの構成で、異例の111テーマ+コラム3つと詰め込んでいる。章は、暗黒神・魔術書・著作に出てくる地名・人物紹介となっています。簡単に云うと、邪神復活、邪悪な暗黒神にまつわる物語がメインで、おどろおどろしい世界観です。

図解 クトゥルフ神話(新紀元社)

 矛盾や設定の穴は当たり前、それでもギリシア神話など伝承によって動かしようのない神話と違って、創作のために弄れるクトゥルフ神話は、多くの作家によって作品に取り入れられている。ムー大陸やモリアーティ教授と興味は惹くが、そんなピンポイントな設定をつなげるか?!というような無茶ぶりが面白いです。

 すべてのクトゥルフ神話本を読み漁るには膨大な時間がかかるので、どの辺りが面白そうか?またクトゥルフ神話の設定に興味があるけど概略が知りたい人にピッタリな内容かと思ふ。

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ISBN-13: 9784775304228
▼目次{図解 クトゥルフ神話 (F‐Files No.002)}
はじめに p.3
もくじ p.4-5

第1章 暗黒の神統記 p.7
No.001 クトゥルフ神話 p.8
No.002 異形の神々 p.10
No.003 大いなるクトゥルフ p.12
No.004 アザトース p.14
No.005 ニャルラトテップ p.16
No.006 ヨグ=ソトース p.18
No.007 シュブ=ニグラス p.20
No.008 ハスター p.22
No.009 ダゴン p.24
No.010 イタクァ p.26
No.011 クトゥグァ p.28
No.012 ツァトゥグァ p.30
No.013 ノーデンス p.32
No.014 雲頭様 p.34
No.015 その他の神々 p.36
No.016 「深きものども」 p.38
No.017 「古のもの」 p.40
No.018 ショゴス p.42
No.019 「イスの偉大なる種族」 p.44
No.020 食屍鬼 p.46
No.021 ティンダロスの猟犬 p.48
No.022 「ユゴスよりのもの」 p.50
No.023 夜鬼 p.52
No.024 その他の存在 p.54
コラム 「クトゥルフ神話」の由来 p.56

第2章 禁断の書物 p.57
No.025 『死霊秘法(ネクロノミコン)』 p.58
No.026 『妖蛆の秘密』 p.60
No.027 『ルルイエ異本』 p.62
No.028 『ナコト写本』 p.64
No.029 『無名祭祀書』 p.66
No.030 『金枝篇』 p.68
No.031 『エイボンの書』 p.70
No.032 『法の書』 p.72
No.033 『黄衣の王』 p.74
No.034 『屍食教典儀』 p.76
No.035 『セラエノ断章』 p.78
No.036 『水神クタアト』 p.80
No.037 その他の書物 p.82
コラム 「黒魔術文」問題 p.84

第3章 闇の住まう場所 p.85
No.038 北米大陸 p.86
No.039 アーカム p.88
No.040 ミスカトニック大学 p.90
No.041 インスマス p.92
No.042 ダンウィッチ p.94
No.043 リヴァーバンクス p.96
No.044 セイレム p.98
No.045 ンガイの森 p.100
No.046 クン・ヤン p.102
No.047 中南米 p.104
No.048 マチュ・ピチュ p.106
No.049 蟇蛙の神殿 p.108
No.050 ヨーロッパ p.110
No.051 ブリチェスター p.112
No.052 ゴーツウッド p.114
No.053 シュトレゴイカバール p.116
No.054 アフリカ大陸 p.118
No.055 エジプト p.120
No.056 ガールン p.122
No.057 月霊山脈 p.124
No.058 アジア・中東 p.126
No.059 無名都市 p.128
No.060 レン高原 p.130
No.061 アラオザル p.132
No.062 夜刀浦 p.134
No.063 南極・オセアニア p.136
No.064 ナコタス p.138
No.065 狂気山脈 p.140
No.066 南太平洋 p.142
No.067 ルルイエ p.144
No.068 イースター島 p.146
No.069 失われた大陸 p.148
No.070 ハイパーボリア p.150
No.071 ムー p.152
No.072 レムリア p.154
No.073 星々の世界 p.156
No.074 月 p.158
No.075 火星 p.160
No.076 土星 p.162
No.077 冥王星 p.164
No.078 セラエノ p.166
No.079 カルコサ p.168
No.080 夢の国 p.170
No.081 カダス p.172
No.082 セレファイス p.174
No.083 ウルタール p.176
No.084 ムナール p.178
No.085 ングラネク山 p.180
コラム 「ハスター神話」について p.182

第4章 永劫の探求 p.183
No.086 探求と、その代償 p.184
No.087 ハワード・フィリップス・ラヴクラフト p.186
No.088 アブドゥル・アルハザード p.188
No.089 ジョージ・ギャマル・エインジェル p.190
No.090 ロバート・ハリスン・ブレイク p.192
No.091 ランドルフ・カーター p.194
No.092 ヘンリー・ウェントワース・エイクリイ p.196
No.093 ジャスティン・ジョフリ p.198
No.094 フリードリヒ・ウィルヘルム・フォン・ユ p.200
No.095 信仰と、その対価 p.202
No.096 マーシュ家 p.204
No.097 ウェイトリー家 p.206
No.098 キザイア・メイスン p.208
No.099 ジョゼフ・カーウィン p.210
No.100 リチャード・ビリントン p.212
No.101 リチャード・アプトン・ピックマン p.214
No.102 ジェームズ・モリアーティ教授 p.216
No.103 星の智慧派 p.218
No.104 銀の黄昏錬金術会 p.220
No.105 終わりなき闘争 p.222
No.106 ラバン・シュリュズベリイ博士 p.224
No.107 ヘンリー・アーミティッジ博士 p.226
No.108 エドワード・カーンビイ p.228
No.109 タイタス・クロウ p.230
No.110 エドウィン・ウィンスロップ p.232
No.111 ソーラー・ポンズ p.234

索引 p.236
参考文献 p.238
奥付 p.240

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